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ミスト

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評価:★★★★☆

<ストーリー>
『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』のコンビ、原作スティーヴン・キングと監督フランク・ダラボンが描くパニック・ミステリー。霧の中に潜む謎の生物に恐怖し、常軌を逸していく人々の姿を描く。混乱する人々をまとめようとする主人公を演じるのは、『パニッシャー』のトーマス・ジェーン。『ポロック 2人だけのアトリエ』のマーシャ・ゲイ・ハーデンが、混乱をあおる狂信的な宗教信者の中年女を怪演。思わず目を疑うような、驚がくのエンディングが用意されている。Yahoo

アメリカ人はショッピングモールに閉じ込められるのが好きなのかな?

最も良かった点は冒頭の生活感あふれる日常風景、そしてあの終盤の巨獣!

話のつくりは…やや持っていき方が強引と感じた。
作り手がわの「見えざる手」が物語への感情移入を阻害している。

宗教うんぬんとか言い出すオバサンも、すべてを俯瞰的にみている観客からすれば
すぐ異常だと感づくけど、あの状況で主人公たちがそろって警戒心を抱く必要はないよね。
「神の裁きだ!」→「贖罪だ!」→「生贄が必要!」の思考を
登場人物のみんなが一様に持っていて、その通りに事態が動きだす。
あれだけ恐怖を味わったのに、わりとホイホイ外に出ちゃうところとかね。
やっと外に出ても、別の車もガソリンスタンドも銃器店も探そうとしないところとかね。
いや、あのオバサンの強引な始末には驚いたけどね!
爽快感バッチリだったけどね!

…というわけで結末も、やや作り手に「見させられた」感が強く
本映画の一連の因果に対する感慨深さとしてはイマイチとなってしまった。

まぁ結末に関しては賛否両論あるだろうが、全体的にドキドキ楽しめたのでよし。
なにより自分はあの巨獣の歩く世界観に大興奮。
あれは確実に地獄の門が開いてるね。
ほかの地域にはもっとすごいクリーチャーがいるに違いない!

次回作があるとしたら、主人公がショットガンとガソリン手に入れてサバイバルな展開の続編を望む。
…まぁどうみても、グロとアクションだけが売りのB級になりますわな。やっぱりいりません。

[追記]
この映画、ネットでは賛否両論あるようだ。
まぁああいうラストを持ってきた以上、面白いと感じた人もいればブチ切れる人もいよう。
しかし、なぜかこのミストという映画、人の心をとらえる。

この映画は上でも触れているように脚本にせっつかれているような様子がある。
弁護士とのやり取りや、宗教オバサンの過程はもっと煮詰めてもいいはずだ。
しかしその脚本による映画のひづみに対して、個々の演出は丁寧で見入ってしまう。
そのひづみと演出の妙がうまくブレンドされ、先の予想がつかみにくくなっているように思う。
そこがこの映画の緊張感を与えている。

しかし.もしも脚本のひづみが丁寧に埋まっていったら、ここまで人を引き付けただろうか…?
偶然の産物だと思うが、もし偶然でなかったら違う意味で恐ろしい。
完成された映画ばかりが、人の心をひきつけるわけではないことを強く考えさせられた。
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theme : 映画★★★★★レビュー
genre : 映画

comment

Secret

ちゃどさんこんにちは。
僕もコレ面白かったです!
濃霧でずいぶん誤魔化しがきいたクリーチャーでしたねw
「フィースト」ってのを見たんですが「ミスト」と酷似でした。

>mottiさん
ご無沙汰しております~。
ガラスを突き破って中に入ってくると意外にちゃちいんですよね。
しかも体大きいのに妙に弱いとことかw
脚本は?なとこがありましたが
一つ一つの出来事の描写が丁寧だったので引き込まれました。

フィースト、今予告編見ましたがマット・デイモンとベン・アフレックがプロデュースしてるんですね。
怪物が外にいる閉鎖状態、もはやお約束な設定とも言えるかも?
そこをどう持っていき、どう料理するかが監督の腕の見せ所、みたいな。
なんだかお題に対してネタを考えてるみたいですね。

これは決して〝偶然の産物〟では無いですよ!
キングの原作は車に乗り込んだところで終わっているのです。もともと原作のファンだったダラボンがこの衝撃のラストを思いつき、脚本を仕上げてキングに送ったのです。すなわちラストから逆算され、緻密に練り上げられたのが、この脚本です。
それが故に伏線も多く、「誘導性」が高いため、〝せっつかれている〟ように感じるのではないでしょうか?

>>ukehenさん
こんばんわ、来訪ありがとうございます~。

僕自身が「偶然の産物」ととらえているのは
脚本そのものではなく、脚本という骨格に対する
肉付、演出部分とのギャップについてですね。
僕はキングの原作が車に乗り込んだところで終わるとは知らなかったのですが、鑑賞時に「あ、ここで終わりなのかな」と感じました。
それは今思い返してみれば、そもそもこの映画の脚本が原作を元に構成されていたからのように思うのです。
ukehenさんがおっしゃるように、この映画のラストの存在があるため、息子との約束や銃の確保などの演出が脚本に加えられています。
しかし、通常そのような付け足しは、えてして脚本を安っぽく見せてしまうことが多々あると思います。
ところがミストの場合、その違和感を覚える演出が、逆に話に引き込む素材になっているように僕は感じました。
その違和感という武器が、僕には監督も意図しないところから生まれた偶然の産物ではないか…と思ったのです。

偶然であると考えるもう一つの理由は
これは勝手な想像ですが、監督はキングの原作の映画を多く手がけていますよね。
そこで今回、監督の創作意欲がキングの原作にオリジナルのラストを付け加えたいという部分に向けられていたと思います。
しかし、これはあくまで原作に対する回答であり、原作そのものを自分色で再編成しようという意図ではなかったように思います。
(そうであれば、話の全体をもっとラストに準拠した構成にしていたと思いますし、またそう作るがゆえに、観客のラストに対する強い驚きは失せていたと思われます)

なので、やはりこの映画は原作準拠で作っており、そこに監督のひらめきを付け足した、というのであって、それによって生ずる違和感すら含め、すべてが計算ずくであるというのは考えにくい…というのが僕の推測であります。
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ちゃど

Author:ちゃど
ちゃど。結婚しました。
ゲームと映画が大好きです。
好きな映画は「ファイト・クラブ」
好きなアーティストは「Foo Fighters」
心のゲームは「クロノトリガー」「バーチャロン・オラトリオタングラム」

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