スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序

eva01.jpg

9月24日 名古屋109シネマズ
総監督:庵野秀明
声の出演:緒方恵美,林原めぐみ,三石琴乃

エヴァンゲリオンがテレビで放送されたのは,僕が高校1年生くらいの頃です。で,友達がビデオを貸してくれたのがその1年後くらいで,その勢いで劇場版を観ました。数えてみるともう10年位前になりますね。

当時は物語や人物の心理描写も理解しないまま,キャラクターの奇抜さ,表面的な展開の面白さにハマっていたように思います。劇場版では意味が良く分からないまま「自衛隊が無抵抗の人を撃つのが残酷」とだけ思ってました。あまりに残酷描写の印象が強烈だったので,同時上映の「もののけ姫」があんまり印象に残らなかったほどでしたw

でも友達は「もう一回観たい」などと言い出したので慌てて止めた当時の自分。

<ストーリー>
西暦2015年,地球は<使途>と呼ばれる謎の生命体から攻撃を受けていた。人類最後の砦は使途に対抗するため,要塞のごとく武装した第3新東京市。そこへ呼び出された14歳の少年,碇シンジは特務機関ネルフの一員である葛城ミサトに連れられネルフの本部を訪れる。彼を待っていたのは久しぶりに再会した父・碇ゲンドウと巨大な人型兵器エヴァンゲリオンだった。混乱するシンジに構わず,シンジにエヴァンゲリオンへの搭乗を命じるゲンドウ。一度は拒否するシンジだったが,傷付きながらも戦場へ向かおうとする少女,綾波レイの姿を見たシンジはエヴァンゲリオンへの搭乗を決意する。
正直10年以上前に見たきりだったので大筋以外ほとんど忘れていました。なので導入部を観た時「あれ?こんな絵柄のこんなお話だったっけ」と混乱した自分。

おそらくテレビ版に対して多くの箇所を修正しているのではないかと思います。CG部分とかは全部新規に追加したものでしょう。そのためかどうかはわかりませんが,とても新鮮に見ることが出来ました。

…っていうか,これは面白い!
エヴァンゲリオン以降,なんか似たようなアニメとか粗製濫造されてきたので,今さら10年前の原典を見てもそれほど面白くはなさそうだと高をくくっていたのですが,手早く無駄のない演出の妙や台詞回しの上手さには,作り手の培ってきた確かな技巧を感じました。

結局ものわかりの悪い自分には,細かい設定などは把握出来てないのですが,主人公である碇シンジの孤独な魂と,彼を取り巻く大人達(おもに葛城ミサト)の苦悩を感じ取る事が出来ました。
昔は自分も子供だったので,シンジやミサトが何故そういう気持ちへ至るのかという部分は理解が及ばなかったのですが,年を食って感じ取れるものも増えたということしょう。

シンジを観て感じたのは「父性の不在」。
碇ゲンドウとシンジの間に横たわる無限の距離感。
この映画ではアムロをぶん殴ってくれるブライトさんがいません。
だからシンジは理不尽な状況を怒る事も憎むことも出来ません。
そのかわりに周囲に甘える→拒否される→逃避する→引き返す。
そんな負のスパイラルの中で,碇シンジはいかに自分の居場所を見つけるのか?そのために彼は嫌だ嫌だと言いながらもエヴァに乗り続けます。

ただ今回の作品がテレビシリーズと決定的に違うと思うのは
シンジに友人である相田ケンスケと鈴原トウジによる確かな「絆」ができたことと,本作の山場である「ヤシマ作戦」において,使途に立ち向かうたくさんの現場の人たちが描写されていたこと。
これはシンジの自分一人の世界に閉じこもる話に収束されていったテレビ版と大きく方向性を異にするものだと思います。個人的にはこの周囲とシンジをつなぐ演出と,ネルフ以外の「外の世界」をきちんと描いた描写がとても良かったです。

作り手が今後この方向性を維持していくのか。
それとも大きな崩壊への前フリに過ぎないのか?
とりあえず新キャラも出るらしい次回作に期待いたしします。

ただこれだけ導入部がしっかりしてると逆に今後が不安になります。
登場人物が増えていくうちに話が雑になのでは…とか。
作っていくうちに監督がだんだん鬱になっていくのでは…とか(笑)

評価:★★★★★

eva02.jpg
次回は嫁とコラボして働くネルフ職員の苦労を克明に描きます。
スポンサーサイト

theme : 新劇場版新世紀ヱヴァンゲリヲン・序
genre : 映画

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

監督 摩砂雪 、鶴巻和哉 声の出演 緒方恵美 、林原めぐみ 、三石琴乃 、山口由里子 、立木文彦 、清川元夢 2007年 /日本/ 98分 ★★★☆☆本日見てまいりました。テレビ版がベースになっていますが、新しい場面も

庵野秀明庵野 秀明(あんの ひであき、1960年5月22日 - )は日本のアニメーター、映画監督。監督作品として『新世紀エヴァンゲリオン』などが知られる。山口県宇部市生まれ。大阪芸術大学に入学したものの、大学にあまり行かなかったため放校処分を受ける。2002年3月26日に

●ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

1995年からテレビで放映され、社会現象にまでなった「新世紀エヴァンゲリオン」は良い意味でも悪い意味でも観る人に衝撃を与えた作品で、再放送での鑑賞でしたがコブタ自身もかなり衝撃をうけたものです。

comment

Secret

今晩はー☆
本作は前作と比較すると、さすがにアニメーションのテクニックは格段に上がってましたね。
私も楽しく鑑賞した一人ですが、全体的な評価は全部見てからになるかな?と思ってます。個人的には宇多田ヒカルで「フライ・ミー・トゥーザムーン」が聞きたかったです♪

>>meiさん
どもです~。
今回は絵柄も綺麗でしたし,何より無駄のないサバサバした流れが個人的に良かったと思います。
本作は前回でできなかったことをやり直すのが目的とも聞いたので,全てを見終わらないと本当の評価は下せないかもしれませんね。

宇多田ヒカルはカバー曲含め,もうちょっと前面に押し出しても良かった気がしますけれども,次回以降また出番があるかもですね。

お久しぶりです!

この頃映画全然見てなくて…;
てかちゃどさん結構オススメですか~?
友達とノリで行こうかって話してて漫画読んでるんで知ってるんですけど…と思ってちゃどさんの所覗いたら見ていたなんて!(笑)

やっぱり観に行ってきます!

>>李美さん
こんばんわ~。
映画は見たい映画を見るのが一番ですv-48
僕は結構オススメですね~。漫画とはちょびっと違った展開だったと思います。多分。
感想書いたら見にいきますねv-221

あ、エンディングが流れてもすぐに席を立たないほうが良いかもです(笑)。

こんにちは~

私もTV版は一大ブームになってから観たタイプです。
作品の内容の面白さと同時に、こういう方向の物語を作っていったことや、この内容の物語の作品がここまで大きくムーブメントを起こすといった事にも面白さを覚えたものです。

絵は本当に美しくなっていて感動しました。
ただまだ導入部分ということでコレだけではまだなんとも言えないな~というのが正直な感想で、今回は何処にも居場所のなかった主人公が自分の居場所を探し出すまでという、かなり普通な感じで終わってしまったのが意外といったら意外でした。

これからの展開でドンドン、思わぬ方向へいっていくのでしょうね~

>>コブタさん
どもです~。
僕もこの先一体どういう展開に持っていくのか興味深々です。
僕が今回のラストで結構評価したのは
よくよく思い返してみると、自分は
テレビ版を見たとき主人公の碇シンジに心の中で
「お前は一人じゃないぞ。もっと周囲を見渡せよ!」
とエール(?)を送っていたのを思い出しました。
そんな自分だから,本作の締め方に満足したのかもしれません。

まぁ「破」以降でストーンと落とされる可能性もありますが…(笑)
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
プロフィール

ちゃど

Author:ちゃど
ちゃど。結婚しました。
ゲームと映画が大好きです。
好きな映画は「ファイト・クラブ」
好きなアーティストは「Foo Fighters」
心のゲームは「クロノトリガー」「バーチャロン・オラトリオタングラム」

XBOX 360 ゲーマータグ

最近のトラックバック
リンク
FC2カウンター
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。