スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

バベル

babel1.jpg

5月12日 ミッドランドスクエアシネマ
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:ブラッド・ピット,菊地凛子

公開から2週間くらい経ってしまいましたが見てきました。
例のポケモン現象のせいで(しかも当のミッドランドスクエアが
ニュースになりましたね)客は休日なのにまばらな感じでした。
案内係のお姉さんが上映前に注意を呼びかけていました。

問題のフラッシュシーンは薄目で見てました。
あのフラッシュは映画館の大スクリーンだとちょっとヤバいかも。
演出としては悪くないと思います。

中身はイニャリトゥ監督ならでは、といった予想通り重い内容。
「バベル」というタイトルは、聖書における一節のエピソードからの引用とのこと。
「かつて人間はその傲慢さから、天まで届こうという塔を作り上げた。
神は怒り、塔を破壊し、人々の言語をバラバラにした。これによって人々は意思を伝え合うことが難しくなった。」←うろおぼえ
(ストーリー)
モロッコで遊牧を営む家庭の兄弟。彼らは父親から預かったジャッカル除けのための銃で腕を競い合い、バスに乗っていたアメリカ人女性を銃撃してしまう。銃撃された女性の夫は近隣の村に身を寄せ、救助の手を政府に求めるが、政治的事情から救助活動は難航する。一方、アメリカの夫の家では、彼から子供を委託された家政婦が、子供たちの世話のために息子の結婚式に出席できず困り果てていた。代わりの家政婦を見つけられなかった彼女は、子供たちをメキシコの結婚式場まで連れて行く。日本。聾である女子高生チエコは,寂しさから他人とのつながりを求めていた。彼女はチエコの父親に話があるという刑事の男に接触するが…

イニャリトゥ監督の「アモーレス・ペロス」は個人的に面白かったです。本作のスタイルもアモーレス・ペロスのような複数の話を別々に展開して一本につなげていく形式を踏襲。作風もやはりアモーレス・ペロスと同じく運命の残酷さと、その中で生きる人間を描いている。

この監督のすごいと思うところは中だるみしないところだと思う。その原因は感情の描写が丁寧で分かりやすいところにあると思う。登場人物の喜びや悲しみ、イラつき、葛藤、嫌悪といった細やかな情動すら画面から伝わってくるようだ。そのため、登場人物と観客の視点が近い位置に立つので、観てて飽きが来ない。しかしその丁寧な描写のせいで、精神的にズシっとくる感も強い。感情をかき立てる挿入曲がその気持ちを増幅させる。

偶然銃という危険な武器を手に入れたせいで苛酷な現実に引き裂かれる兄弟。たまたま立ち寄った先で銃撃を受けてしまい、不安と苦しみの中で苛まれる夫婦など、運命の悪戯による残酷さを改めて感じいる。
そしてその苦しみこそが失いかけていた兄弟の絆や夫婦の絆を取り戻すきっかけともなる。

とはいえ、今回は個々のエピソードがストレートにメッセージを伝えすぎていて少し醒めた感もある。菊池凛子演じるチエコの聾の演技は素晴らしかったけど、他人との接触を図ろうとするストレートな描き方は、ちょっと記号的のように感じた。

家政婦の叔母さんのエピの必要性も少し疑問。本作は話の完成度としては少々練りこみが足りない気もする。

2人の子供のうちの、女の子ほうをずっとダコタ・ファニングだと思ってたら妹のエル・ファニングだというのでビックリ。妹いるんかい!

余談ですが、菊池凛子がゲームセンターでプレイしていたのは「KOF(キング・オブ・ファイターズ)」という格闘ゲームです。「超球弾や!」というキャラクターのボイスで、映画から現実に引き戻されましたw あのゲームはスペイン語の言語も入っていたから、監督の故郷であるメキシコでも知られているのかも?などと想像してしまったゲーマーな自分。

評価:★★★☆☆

babel2.jpg

ガエル・ガルシア・ベルナルにハンドル握らせると碌な事にならない。
スポンサーサイト

theme : バベル
genre : 映画

comment

Secret

最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
プロフィール

ちゃど

Author:ちゃど
ちゃど。結婚しました。
ゲームと映画が大好きです。
好きな映画は「ファイト・クラブ」
好きなアーティストは「Foo Fighters」
心のゲームは「クロノトリガー」「バーチャロン・オラトリオタングラム」

XBOX 360 ゲーマータグ

最近のトラックバック
リンク
FC2カウンター
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。