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トゥモロー・ワールド

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11月未明 名古屋109シネマズ
監督:アルフォンソ・キュアロン
出演:クライブ・オーウェン,ジュリアン・ムーア
評価:★★★★☆

近未来。人類は原因不明ながら子供が全く生まれない異常な事態に陥っていた。すでに10数年子供が生まれていない状況の中,世界全体はテロや大量の移民の流出など、完全に終末の様相を呈していた。
かろうじて政府が機能しているイギリス。政府の役人を勤めているセオ(クライブ・オーウェン)は反政府組織FISHのリーダーである元妻のジュリアン(ジュリアン・ムーア)と再会する。ジュリアンの目的はある重要人物をヒューマン・プロジェクトという非政府組織に引き渡すことだった。セオの協力を求めるジュリアンだったが、武装組織の襲撃によりジュリアンは命を落としてしまう。悲嘆にくれるセオが知った真実。ジュリアンの話した重要人物とは、生まれないはずの赤ん坊を妊娠した少女だったのだ…。

「子供が生まれない」という事態はかなり突飛な設定ですが,劇中ではその原因や過程などは詳しく説明されず,また解決を図ろうとする内容ではありません。ただ恐ろしい出来事に人類全体が打ちのめされ,希望を失っているという状況のみ示しています。

最初の10分くらいはあまり世界観の説明などがなく、独特の気だるい雰囲気で始まったので,かなり「こりゃダメかな」という印象でしたが,中盤からドラマが加速し始め,物語にぐいぐい引き込まれます。

クライブ・オーウェンという役者は僕の中で「髪のあるニコラス・ケイジ」くらいのイメージなのですが,本作ではそういうとてもヒーローとはいえない等身大の男が、世界を揺るがしかねない事態を抱え込んでしまったところに興奮があります。

後半,移民たちの収容所におけるまるで本物のような戦闘シーンと長回しによる撮影は神ががっています。そしてそんな恐ろしい戦闘のなかで突然降って湧いた「希望」を目の当たりにして言葉を失う兵士達。この場面は心に響くものがありました。

最初から最後まで絶望に満ちた退廃的な雰囲気や、人間のエゴの描写など、全体的に重ーい映画ですが,人類の終末的様相の描き方の一つと捉えて観ても、なかなか面白いです。
よく逃げる場面が多いせいか「28日後…」を連想しました。


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守るものがあるから頑張れる。
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theme : 映画★★★★★レビュー
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●トゥモロー・ワールド(Children of men)

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』のアルフォンソ・キュアロン監督の新作、トゥモロー・ワールド観に行ってきました。今年も終わりが見え始めたこの時期に、まだこんないい作品に出会えたことを嬉しく感じてしまい

●トゥモロー・ワールド(Children of men)

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』のアルフォンソ・キュアロン監督の新作、トゥモロー・ワールド観に行ってきました。今年も終わりが見え始めたこの時期に、まだこんないい作品に出会えたことを嬉しく感じてしまい

comment

Secret

こんにちは、ケントです。ご無沙汰しています。
明けましておめでとうございます。
確かに銃撃戦は、戦争そのもので凄かったですね。あの赤ん坊の泣き声には、感動の涙を流してしまいました。人類生存への希望からでしょうか・・・
本年もよろしく(^^♪

>>ケントさん
おひさしぶりで~す。
あけましておめでとうございます。
あの銃撃戦はまるで中東の戦争のドキュメンタリーを見ている
ような感覚でした。カメラに血糊がついていましたね。あれはちょっと面白い手法だったと思います。
また、最後の結末によって人類の未来は救われた、と言い切れない気がする灰色の雰囲気が、僕的にまた良かったです。
今年もよろしくおねがいいたします!

子供が生まれないって一番 未来への希望のない世界ですよね

こんにちは!
正月騒動がおわったかとおもうと、、そろそろ節分やバレンタインと騒いでいる世間、色々忙しいものですよね!

こちらの作品、子供のいない夫婦であるコブタにとっては、そう突飛な世界とも感じませんでした。

実際先進国では、子供は生まれにくくなっているという状況もあるみたいですしね。

赤ん坊をみたら、みな愛しさをただ感じ、、そして反面をれを取り合って争い、と相反する人間の不条理さをうまく表現していましたよね!
SF サスペンス ヒューマンといろんな面で楽しめるところがこの映画の凄いところだても思いました(^^)
また ラスト付近の長回しの銃撃戦シーンは凄かったですよね!

>>コブタさん
どもでーす。
おお~節分にバレンタイン。忙しい日常にかまけて
日本にあふれる楽しい恒例行事を忘れるところでした。
この映画は「完全」といえるものからは程遠いとは思いますが
作り手の情熱のようなものを節々に感じました。
キリスト教の寓意がそこかしこに見えますが
それだけの映画ではないようにも思いました!
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ちゃど

Author:ちゃど
ちゃど。結婚しました。
ゲームと映画が大好きです。
好きな映画は「ファイト・クラブ」
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