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死ぬまでにしたい10のこと

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DVD版
監督:イザベル・ヘコット
出演:サラ・ポーリー 、 マーク・ラファロ
評価:★★★★☆

「明日死ぬとしたら何をする?」という仮定のお話はよくありますね。
でもそんな時に浮かんでくる想像は、自分にやりたいことばかりで、なかなか他人のことを思いやることはできません。
まぁ真顔で「ちゃんと遺書を書いて死後の財産分与で諍いがないようにするよ」と言われても困るわけですが。

若くして結婚をし、2人の娘と失業中の夫を持つアン。彼女は貧しい家族を養うべく清掃業に勤務する日々を送っていた。しかし突然襲った腹痛によって病院を訪れた彼女は、ガンによって余命2,3ヶ月であることを医師に宣告されてしまう。突然の事態に衝撃を受けるアンだが、彼女はその事を誰にも告げなかった。アンはカフェで一人、死ぬまでにしたいこと、すべきことをノートに一つ一つ書き留める。

タイトルからしてお涙頂戴の感動物語かと思ったら、いい意味で肩透かしを食った。この映画は突然、死という事態を背負った人間の悲しみを描いているのではなく、彼女という個人の、死ぬまでの2,3ヶ月の生き方そのものにスポットを当てている。

アン自身、刑務所に送られた父、人生を呪い続ける母、早すぎる結婚など、かなり環境に強いられた人生を送ってきた。そして自身の早すぎる死。これまでの人生は何だったのか?しかし彼女は人生を呪うことなく、彼女なりのケリのつけ方を心に誓うのだ。

なぜ彼女は誰にも自分の死を相談しなかったのか?それは彼女が厳しい自分の人生の中で、自分と他人とをハッキリわけて考えているからだろう。死は自分ひとりで受け止めねばならない。病院で皆に見守られて死を待つことを彼女はよしとしなかった。

そんな彼女の性格は「夫以外の男と恋をする」という彼女の記した項目にも表れている。彼女は夫を愛してるし、娘のことも愛している。でも彼女なりに生き急いだ人生を埋めたいという、個人的な望みもあるのだ。死を前にした彼女は、清清しいほど人生に貪欲だ。

死というのは不幸なものだが、アンのように妻として、母として、女として全てを充実させて死ぬというのも、なかなかロマンチックだと思う。彼女は死ぬ前に、「幸せな未来」すら手に入れてしまった。
まぁ若干、話にご都合的な流れはあるけれども。

恋人と2人で見るよりは、1人で見たほうが良い映画。
エンドロールと共に流れる曲が素晴らしい。


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自分がいなくなっても、幸せであってほしいと願う。
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Author:ちゃど
ちゃど。結婚しました。
ゲームと映画が大好きです。
好きな映画は「ファイト・クラブ」
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