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レボリューショナリー・ロード

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1950年代半ばのアメリカの郊外の街で、夢と希望に人生を懸けようとする若い夫婦の葛藤(かっとう)と運命を描く感動作。作家リチャード・イェーツの小説を原作に、『アメリカン・ビューティー』のアカデミー賞受賞監督サム・メンデスが映像化。『タイタニック』のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが11年ぶりに共演を果たし、輝かしい未来を夢見る夫婦を好演。自己実現の夢と家族の愛の間で揺れ動く、切なく深いドラマに注目。[yahooムービー]

評価:★★★★☆

レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレット。
タイタニックで共演していた二人が再び…という触れ込みだったが
あまり宣伝していなかったのは、やはりその内容の厳しさ、痛々しさのためだろうか。
2人の男女が描いた夢、そしてその亀裂と崩壊は生々しく
見るものの首根っこを掴み、激しく揺さぶる。
それはタイタニックの甘い夢とは遠くかけ離れている。
しかし、あまりに遠くかけ離れているためか、見ようによっては「裏タイタニック」というように
解釈してみるのも面白いかもしれない。

容姿に優れ、他人に羨まれる二人だが現実の生活は退屈で凡庸だ。
そんな日常を打破すべく、安定した生活を捨て、パリへの脱出を考えるエイプリル(ウィンスレット)と
その案を持ちかけられたフランク(デカプリオ)。

彼女らの考えは突飛なようでいて、そうではない。
誰もが心のどこかで日常を打破し、本当のあるべき自分たちの姿を探している。
それはこの地上のどこかで待ち受けている気がする。
そんな夢想を抱いたことがあるはずだ。
彼らはほんの少し人より恵まれており、優れていた。その自負が実行に移そうとさせたにすぎない。

しかし2人の淡い幻想は現実という壁に阻まれる。
それは必ずも厳しいものではなく、思わぬ出世という甘い誘いから始まり
夫のフランクから遠い夢想よりも手近な果実へと心を移ろわせる。
そして心の移った彼は、妻を強引にやめさせるのではなく
現実という枠組みを知らしめることで彼女の夢想を抑えようとする。
それが崩壊への第一歩とも知らずに…。

自分らしさの追求と、現実の狭間に揺れる自分の心。
誰もが大人になるにつれ、そこで折り合いをつけて生きている。
そして彼らは、正確にはエイプリルは折り合いをつけることができなかった。
誰が彼らを責めることができるだろうか?
現実の出世を選択したフランクを。理想を求めて生きたかったエイプリルを。
エイプリルの心を折ったのは、現実そのものではなく
フランクの守りに入った心、自分自身を責める罪悪感。
そして望むように生きられぬことへの絶望だと感じた。

見る人によっていろいろな見方が、感じ方ができると思うが
これほど人間の感情を身近に感じた外国の映画は珍しい。
争う二人、そして嵐が過ぎ去った2人に漂う緊迫感はすごい。

これほど人間というものをシニカルに、そして残酷に描いた映画は近年稀だと思います。
自分の中で一つの教訓として、心に感じ入るものがありました。
でも「タイタニックよ再び!」な気持ちで見に来た人には酷だなぁ。
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Author:ちゃど
ちゃど。結婚しました。
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好きな映画は「ファイト・クラブ」
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心のゲームは「クロノトリガー」「バーチャロン・オラトリオタングラム」

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