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パイレーツ・オブ・カリビアン

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DVD版
監督:ゴア・ヴァービンスキー
出演:ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム
評価:★★★★☆

「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズチェスト」が公開されるということで、まぁ予習にという感じで前作を借りてきました。
ディズニーランドで何が好きかってやっぱりカリブの海賊ですね!ジェットコースターみたいにスピード出さないし、演出は愉快だし。最近シーばっか注目しちゃいますが、ランドの方も捨てがたい。

貴族の娘エリザベス(キーラ・ナイトレイ)は航海中、漂流してきた少年ウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)を救い出す。彼が首にかけていたメダルは海賊を思わせる紋章があり、少年の身を案じた彼女は密かにメダルを10数年隠し持っていた。しかしある時海賊たちがエリザベスの町を襲撃する。彼らの狙いは海賊のメダルだった。エリザベスが海賊達にさらわれたことを知ったウィルは手がかりを知る海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)と協力し、彼女を救いだすことを決意する。

とにかくジョニー・デップが面白い!「レジェンドオブメキシコ」の時も変だったけど、今回はもっとノリに乗ってる気がする。ブラッド・ピッドも12モンキーズやファイト・クラブで演じてるときは妙に生き生きしていたが、ああいう感じだろうか。これは子供でも間違いなく楽しめる一品。ワンピースまともに読んだことのない俺でも海賊になりたいと思う。オーランド・ブルームはLotR仕込みで動きが冴え渡ってるしキーラ・ナイトレイもなんか楽しそうだった。

アクションも話の筋立てもしっかりしてて2時間半があっという間に過ぎる。ディズニーの「カリブの海賊」を思わせる演出にはクスリと笑わせられる。呪われた海賊とか最初ビジュアル的にうわって感じだったけど、話が進むと段々コミカルに見えてきて、この骨骨軍団が愛らしく見えてくるのが不思議だ。

思い返すと「ナショナルトレジャー」でもそうだったけど本当の悪人というキャラがいない気がする。一応この話ではジャック・スパロウを裏切った一等航海士バルバロッサが悪の親玉だし、キーラ・ナイトレイに求婚してる貴族はオーランド・ブルームの恋敵なんだけど前者はいいキャラしてたし、後者は頑固者だけど話のわからない人ではない。
ディズニー配給映画のそういうところって、なんか好きだ。

次回作では本作では不足していた「未知の世界での冒険」的要素もありそうだし、かなり期待してる。これは間違いなく楽しめそう!


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次の獲物はディズニーシーに決定。
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theme : 映画感想
genre : 映画

ウルフマン

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DVD版
監督:グラント・ハーヴェイ
出演:キャサリン・イザベル、エミリー・パーキンス
評価:★★★☆☆

ウルフマン、かつてそういう名前の超人が「キン肉マン」にいました。TV版ではリキシマンという名前で、かの横綱千代の富士がモデルだった彼ですが、だいたいスプリングマンという悪魔超人に体をバラバラにされたあたりからナリをひそめ、最後にはいたかいなかったかも憶えていません。
この映画はそんな不遇な超人ウルフマンとは何の関係もありません。

18~19世紀ごろの開拓史時代のカナダ。2人の姉妹ジンジャーとブリジットは旅の途中、不思議な先住民の老婆に出会う。彼女曰く「男の子を殺せ、姉妹のうちどちらかが死ぬ」不吉な予言をされた姉妹は果たして怪しげな砦にたどりつく。砦の住人達は、食料を運んでくるはずの先発隊の帰りを待っていた。しかし彼らの様子は何かにおびえているようで、姉妹はそんな彼らの様子に不審を抱く。果たして姉ジンジャーは夜中に怪物のような子供に肩を噛まれる。砦は凶悪な狼男たちに狙われていたのだ…。

時々とんでもないB級の映画が借りたいと思い、こういう映画を選んできてしまいます。実はこれと「ザ・コング」のどちらを借りようか迷った挙句、まだ失敗したときの落胆の小さそうなウルフマンにしました。

しかしこの映画、ウルフマンというタイトルにしては狼男はそれほど頻繁に出てこない。むしろ物語は姉妹に訪れる不幸な運命や、砦の中で恐怖する人々、そしてカナダの幻想的な冬の山林を映すことを主体としているようだ。

肩を噛まれたジンジャーは少しづつ体に異変が生じ始める。そんな姉を見捨てまいとする妹、実の息子が狼男となりつつあり同じ苦しみを持つものとして姉妹に共感する領主。何かを知っている屈強な先住民の若者。舞台は基本的に砦主体で低予算映画っぽいが、重苦しくも破滅的な雰囲気は良く出ている。分類するならば、モンスターパニック映画というよりはゴシックロマンホラー?と呼ぶべきだろうか。(舞台はカナダだが)

狼男になる病状が重くなり、砦を追われる事になった姉妹は件の老婆によって運命の選択を迫られることになる。姉が妹を殺して生き残るか、妹が姉を殺し世界を正すか。急に話が大きくなって戸惑うが、この映画の枠が世界とするならばそれもアリだろう。そして結末はそれぞれの人物の予想だにしない悲劇へと加速していく…。

「アンダーワールド」を除いて狼男ものは初めて見たんだけど、もっとドタバタするようなアクションものを想像していただけに、幻想的でちょっと耽美的な内容だったのでびっくりした。が、意外に面白かった。この雰囲気は「スリーピーホロウ」とかに通じるものがある。
先住民の呪いという言葉が良く出てくるのは開拓史を経たアメリカやカナダ特有の恐怖な気がする。映画で描かれる差別の下には根源的な恐怖が見え隠れしている。

調べてみると、この映画は実は3作目(!?)であり、実は「ジンジャー・スナップス」という現代版狼男の学園物(!?)の映画が一作目らしい。2作目はGinger Snaps: Unleashedというらしいが邦題は「ウルフマン・リターンズ」こちらは1作目(ジンジャー・スナップス)の続きらしい…。正直、邦題のせいでワケがわからん!
この「ジンジャースナップス」シリーズはこの姉妹の活躍がメインで
つまり僕が見たのは3作目でしかも姉妹の前世的な位置づけのお話で、番外編ということらしい。

しかしこれが3作目ということは2作目、1作目もそこそこの出来と考えていいのかな?幻想的なゴシックホラーが好きな人はオススメ。パッケージからは想像できないけど。あ、ウジとかヒルとか気持ち悪いのはちょっと出てくるので注意。
時々フラッシュバックでマリリンマンソンみたいな顔が挿入されるのは心臓に悪いのでやめて欲しかった。


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美しいものはグロくならないというのが耽美物の鉄則か

theme : 映画感想
genre : 映画

フォレスト・ガンプ 一期一会

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DVD版
監督:ロバート・ゼメキス
出演:トム・ハンクス、サリー・フィールド
評価:★★★★☆

この映画は僕が中学生ぐらいのときに話題になった映画ですね。話題の映画というものは見るタイミングを逸してしまうとなかなか見る機会がないものです。見てみるとなるほど面白かった。

フォレスト・ガンプは先天的に知能が低かったが、神はフォレスト・ガンプに二つの贈り物を与えた。一つは誰にも負けない足の速さ。もう一つは朴訥な心。彼の人生は大波乱で楽しいこともあったが悲しいこともたくさんあった。だが彼は持ち前の真っ直ぐな心でそれを乗り越えていく。その姿は彼に関った人々も幸せにしていく。
フォレスト・ガンプ。愚直な天使。

この映画、観る前はすごく堅いイメージだったんですが、実際見てみると全然そんなことはなくて、むしろ気持ちのいい映画だった。個人的に一番好きなシーンはいじめられっこに追っかけられて走るシーン。バリバリとはがれる拘束具においおい、そんなんあり得ないだろと思いつつ心に湧き上がる爽快感は抑えきれない。そりゃどこまでも走ってしまうだろう。

時代が20世紀半ばから段々話が進むにつれ歴史的に色々な事件が起きるわけだけれど、なぜかその映像の人々と共にフォレストがコラボレーションしてるのも面白い。永瀬正敏が以前日清カップヌードルのCMやってたときに昔の映像にちょこちょこ顔出してるのがあったけど、これがネタ元だったのかぁ。
ウォーターゲート事件まで出てきたのは笑った。

ジェニーはフォレストと対照的な人生を送るし、ダン中尉も戦争によって障害者になって自暴自棄になるけれど、そういう人間すら(フォレストは気持ちに従っているだけで意図してではないだろうが)救っていく姿が嬉しい。嵐に叫ぶダン中尉の気持ち、なんとなくわかる。

難を言うとちょっと尺が長かったかな。
フォレストの奇想天外な人生は「ビッグフィッシュ」を思い出した。
時間的に見てもこっちの方が先だけど。
この映画もある意味ファンタジーだと思う。
「Run!Forest!Run!」

卓球はそんな簡単に勝てるほど甘くない。(元卓球部・談)

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有名人のはずなんだけど誰も知りません。

theme : 映画感想
genre : 映画

クローサー

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DVD版
監督:マイク・ニコルズ 
出演:ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン
評価:★★★☆☆

また柄にもない映画を借りてしまった。
以前、地下鉄に貼ってあったポスターのナタリー・ポートマンが
めっちゃ綺麗だったんで記憶にあったのがきっかけ。
ジュード・ロウ、ジュリア・ロバーツ、ナタリー・ポートマン、クライブ・オーウェンとかなり豪華な俳優陣。今回はネタバレあり。

ロンドン。小説家志望のダンは美しい少女アリスに引き寄せられるように出会う。二人は同棲生活を始めるが、ダンは自分の本を出版するために撮影に来たアンナに気持ちを惹かれる。しかし彼のアリスとの生活を知っているアンナは身を引く。一方ダンは出会い系チャットに興じ自らを“アンナ”と名乗り、チャット相手の医者ラリーにイタズラを仕掛ける。何も知らずに水族館へやってきたラリーだが、そこで彼は本物のアンナと出会う。

うーん、難しい映画だった(*´Д`)予想外に会話がエロいし。
この映画は時系列や物事の過程を普通にすっとばしているので、気がついたら同棲してたり付き合って4ヶ月経ってたり結婚してたりする。その過程は会話でしか語られないので、前半はこれは新手のサスペンスか!?と警戒してしまったが、この映画は時間や過程よりも登場人物の恋愛感情の変化だけをとらえてるのだと気づいた。

付き合ってると相手に足りないものを求めて、それを持ってる人に惹かれる…という気持ちはわからんでもないが、その感情に素直に生きるというのはあまりに人の心を傷つけるっつーか自分本位な気がしてならない。まぁ恋のきっかけって自分本位なもんだけど。
「自分の気持ちにウソはつけない!」というけれど、その気持ちの中に付き合ってた相手のことを想う気持ちがあったのか?本当はなかったからこそパッ(・ω・)ノ■と乗り換えちゃったりするんではなかろうか。それで結局上辺の男女のパワーゲームであることに気づいたアリスことナタリー・ポートマンが、憧れていた非日常の空虚さに気づいて全部捨てて地元に帰っていったという話。
まぁつまるところダンは劇中の一連の事件で人の家庭は壊しても、自分は恋愛をして何かを失ったりはしてはいないわけで、自業自得と言えるかもしれない。

そういう意味ではエロチャットにまんまと引っかかっていた、最初はコイツ大丈夫かと思わせたラリーのほうがなんぼか本気で恋愛している。強引だし自惚れは強いしダメな男の典型みたいな人間だが、まぁアンナを好きだっていう気持ちは本気なわけで、アンナはラリーの最後の駆け引きでそこらへん見切っていたんでないかと想う。

んでまぁダンは結局相手に色々求めてるんだけど、どれも本当の愛ではないわけで。相手のことを色々知ってるけど、知ってる=理解してるわけではない。愛していると言いながらダンはアリスの本名さえ知らなかった。駆け引きは知っていても真実は知らなかったということだろう。
ラリーとアリスは本当に寝たのだろうか?いや、本当に寝たかどうかなんて意味がない。なぜなら恋愛ゲームに真実は必要ないからだ。でもその後に何が残るかっていうと何にも残らないんだよなぁ。本でも書くぐらいしかない。
アリスの最後の吹っ切った表情が、前向きに生きる人生を決めたものと解釈したい。一方、ダンが自分の弱さを克服する日はいつになるのだろうか。

思い返してみれば、アリスがラリーに自分の名前を言うところは深い。
写真展でのアリスの言葉「人は写真を見て美しいと言うけれど、その中の人間のことは理解しない」
観客である自分も同じだった。
真実を知りたいと言いつつ、僕達は自分が見たいものしか見てないし聞きたい言葉しか聞かない。
最初と最後の歌はとても良かった~。


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でも人間は色々ぶつからないとわかんないんだよなぁ

theme : 映画感想
genre : 映画

亡国のイージス

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DVD版
監督:阪本順治
出演:真田広之、中井貴一
評価:★★☆☆☆

友達とDVDを見ることにしたので、どんなDVDを見るか相談。
その結果、みんなが楽しめると思うDVDを一人一人が選び、その中から選ぶということになりました。
友人Aは「亡国のイージス」
友人Bは「オープンウォーター」
そして僕が選んだのは「女子高生ロボット戦争
…数々の衝突、激論、そして熱い涙を経て、結果的に友達と仲良く見ることになったのが
この「亡国のイージス」。

東京湾沖で訓練中の海上自衛隊イージス艦「いそかぜ」で、艦長が何者かに殺害された。宮津副艦長は、先任伍長の仙石(真田広之)に、犯人が如月一等海士であると告げ、乗務員を艦から退去させる。しかし宮津は、某国の対日工作員、ヨンファ(中井貴一)と共謀し、特殊兵器「グソー」の照準を東京首都圏に合わせていた。その頃陸では、防衛庁情報局の渥美(佐藤浩市 )たちが対策に乗り出す。なす術を失った政府は、米軍の新型爆弾を使い、「いそかぜ」を空から消滅することを検討しはじめる。 転載

面白くないことはないんだけど…なんだろう、この虚脱感。真田広之は素晴らしい役者だし、中井貴一の存在感は凄い。他にも佐藤浩市、寺尾聰、岸辺一徳などと日本の良い俳優をかき集めたような本作。

最初は平和ボケした日本に警鐘を鳴らす、というスタイルの映画かと思った。中井貴一が「よく見ろ日本人、これが戦争だ」「これが戦争ということをまだ理解していないのか」と発言してるし。
ただ「平和ボケ」という感情を意識してるのは当の日本人自身だけなので、他国の人間であるはずの中井貴一がそんなこというのはちょっと変なわけだが…。でも、そんな発言をわざわざ登場人物にさせるってことは、そういう日本の危機管理の甘さを指摘した映画なのかな?これはすごい、この先一体どうなるんだ!…と思ってたらこの映画は僕の想像の斜め下を行った。

イマイチ使えないお偉方を尻目に、途中から真田広之が船に潜入してダイハードのように…いや別に大暴れするわけではないのでダイソフトのように行動して、いつの間にか事件を解決してくれた。さすが真田広之。

物語も、実は協力した副艦長は死んだ息子が防衛庁の秘密組織に殺されていて…という、まぁそういう情を誘う方向で話が動いていき、そのあとは銃で人を撃ったり、撃ったけど死ななかったり止めを刺さなかったり、あまり物語の進行に意味はないけど人が死んだり、「敵も味方も死んじゃダメだ!」と真田広之が艦内放送で叫んだりと、まぁそんな話。

演技はやっぱり大物だけあってみんな凄い。
しかし最後まで物々しい雰囲気だけで、話が終わってしまった。
好意的に考えると、東京にミサイルぶちこんじゃったりとか乗組員皆殺しとか歴史問題に言及とかあまりムチャクチャせず、当たり障りのない「空気を読んだ」映画と言える。自衛隊に協力仰いでるし、大人なら変な映画作れないよね。
平和ボケした日本人にちょっぴり刺激を与えてくれる。そんな映画。
この映画こそ日本の平和を実感できるありがたい映画かもしれない。

そういえばあの意味ありげに大暴れして海中キスして船のスクリューによって海のもくずと消えた中井貴一の娘は何だったんだろう。あんな死に方でいいのか本当に。この後にオープンウォーターを見ろという暗示だろうか。女子高生ロボット戦争はダメなのか?


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ダメに決まってるだろ!

theme : 映画★★★★★レビュー
genre : 映画

格闘ゲーム!

今日は僕の好きな格闘ゲームについて解説しつつ
宣伝を貼り付けたいと思います。

まずは「格闘ゲーム」とは何ぞや、ということから話を始めたいと思います。
そこからかよっ!って感じですが
世の中にはゲームをした事のない人間だっているのです。
この人だってそうだ!
ナルニアが100年の冬の間、女王様は
ゲーム以外の趣味に興じていたということでしょうね。

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格闘ゲームとは基本的に
2人で操作して、お互いが対戦するゲームです。
一つの画面に2人のキャラクターが存在し
それぞれが選択したキャラクターをそれぞれが操作する。
そして攻撃を駆使し、相手を撃破する。
対戦格闘ゲームの元祖「ストリートファイター」が世に出てから10数年ですが
数多の格闘ゲームが世に出ましたが、根本的にこのスタイルは変わっていません。

ただこの10数年の間にグラフィック、システムやインターフェイス、キャラクター間の能力のバランスの研究は格段に進歩しました。
頭脳やテクニックを駆使して相手に勝つ姿はある種、将棋やオセロ、ポーカーなどの要素も取り入れているとも言えます。そういう昔から存在する遊戯に、現代のグラフィックやコマンド入力による技術的操作の要素を組み入れたもの=格闘ゲームだと僕は考えています。

僕自身が格闘ゲームにハマったのは大学時代に30円でできるゲーセンがあったためですが(おかげで勉強はサッパリ)格闘ゲームには年を重ねても十分に楽しめる要素があると思います。

↓では歴代の各種格闘ゲームの紹介と共に宣伝。かな~り長いですよ。

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theme : 格闘ゲーム
genre : ゲーム

SAW2

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DVD版
監督:ダーレン・リン・バウズマン
出演:ドニー・ウォルバーグ、ショウニー・スミス
評価:★★★★☆

内容に関する大きなネタバレはありません。たぶん。
前作はビックリ仕掛けばかりで心臓に悪い映画だったので2は観ないつもりでしたが、観たくないものほど気がつけば手にとってしまうもの。

人間を密室に閉じ込め、命を賭けたゲームを行わせる連続殺人鬼ジグソウ。ついに彼を追い詰めた刑事エリックらだが、追い詰められたジグソウは全く動じることはなかった。エリックの息子ダニエルはジグソウの手に落ちていたのだ。複数の人間と共にダニエルが密室の中で閉じ込められている様子がモニタに映る。動転するエリックにジグソウは言う。話をしようじゃないかエリック。そうすれば息子は助かる──と。

連続殺人鬼ジグソウにとじこめられた2人の葛藤と焦燥、そしてジグソウの恐ろしい計略を描いた「SAW」の続編。前作と監督は交代したが、その精神はしっかり本作も受け継いでいることを感じた。前作では捕まった当人が焦り、苛立ち、絶望するが、本作ではジグソウを追い詰めたはずの刑事が翻弄される。
捕まった人間が右往左往して死んでいく姿に、刑事やSWATたちはただ成すすべなく見守るだけかと思われたが…と、もちろんそこで終わるSAWではない。この映画も前作同様、終盤になるにつれヒートアップしていき、最後には観るものを驚かせる作りになっている。演出面ではむしろ前作よりも洗練されていると思う。

ただ残酷さも前作同様で痛い表現や残酷描写も盛り沢山。これ苦手な人はダメだろうなぁ。ていうか苦手な人間である自分が何で2を見てるんだっていう話。個人的にはジグソウやエリックの思考、感情に色々と切り込んでいる本作のほうが1よりも好感が持てる。

欠点としては肝心の殺しのほうが大人数になってしまたせいで、個々の殺人ゲームの仕掛けがやや大味になってしまった点だろうか。まぁ本作の見所はそこではないので、大きな問題ではないが。

すでに3も製作が決定しているとの事。
この作品の人気の高さがうかがわれるが…。
やっぱりこの作品、苦手だなぁ。

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アダム君の必殺技もしっかり受け継がれています。

theme : 映画★★★★★レビュー
genre : 映画

ナッシング

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DVD版
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
出演:デビッド・ヒューレット、アンドリュー・ミラー
評価:★★★☆☆

エンターテイメントで特に面白いのは、普段自分たちが「あんなこといいな、できたらいいな」と思うことを実際に目に見える形で実現させてしまうことにあると思う。だから藤子F不二夫は凄いのだ!
とっても大好き!ドラえもん。

行動家だが実が伴わずいつも空回りしている自己中心的な男デイブと、内向家を通り越して家から一歩も出れないひきこもりのアンドリュー。世間のはみ出しものである彼らは高速道路にはさまれた家で共同生活を送っていた。しかしそんな2人にも災難が訪れ、ついに家から追い出されそうになる。彼らが世の中の全てが嫌になり「消えてくれ」と願った瞬間、なんと家の外の世界の全てが消えてしまう。

あの「CUBE」の監督ヴィンチェンゾ・ナタリが手がけた不条理コメディこと「ナッシング」。最初は外の世界をおっかなびっくり探る二人だが、やがて心配事がなくなると好き放題に遊び始める。だがそのうち2人の間に問題が発生して…という持ってき方がやはり人の内面心理を重視するCUBEの監督らしい。
役者がそのままの名前だったり「この映画は事実である」というくどいくらいの説明は突飛過ぎる内容を観客についてこさせるための仕掛けだろうか。

この映画はコメディではあるが、爆笑ものという類ではなく、むしろいつ殺伐とし始めるかわからない奇妙な空気の中の、乾いた笑いというタイプだと感じた。笑えることは笑えるんだがなんだか怖いぞこの映画。アンドリューの白塗りはマジやばい。

2人きりの閉じた世界という中では、だんだん2人とも自意識が肥大していく。2人の感情が摩擦を生み、衝突があり、そして最後に本当の気持ちが残るという成り行きは至極当然な結末といえる。
だいたい男2人が世界に取り残されたら10中8、9衝突するものだ。そしてその後ほぼ確実に仲直りする。形や世界は変だがこれもある意味男の友情物語ってことかな。

それにしても急にXBOXの対戦格闘ゲーム「デッド・オア・アライブ」をやりだしてびっくり。北米で人気があるということは知っていたけど…。
「2ラウンド設定?あんなに投げ食らったらもうKOでしょ。ジャン・リーのパンチ連打は投げだからボタン連打しても意味ないよ!」などと本筋とは関係ないところで盛り上がった自分。
製作スタッフも格闘ゲームにはまってたのかな?

結局なぜ世界がこんなことになり、2人があのようになってしまったのかは全く説明が無いし、終わり方も全く説明は無いけれど、こういう他の要素を切り取って対象人物と設定だけに絞るという撮り方は面白い。監督の独特の世界観が味わえる映画。



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「外」に出るものは心に鎧をまとわなくてはいけない。

theme : 映画★★★★★レビュー
genre : 映画

ファンタスティック・フォー

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DVD版
監督:ティム・ストーリー 
出演:ヨアン・グリフィズ、ジェシカ・アルバ
評価:★★★☆☆

アメコミ原作の映画は基本的に1度は観てみようと思っています。自分的に面白かったのはスパイダーマン、バットマンビギンズ、X-MEN、そしてブレイドです。コンスタンティンなんかも異色の作品ですが面白かったですね。

宇宙嵐の謎を解明するために旧友のビクターの元を訪れた、科学者のリードとベン。ベンの成功を見込んだビクターはリードとベン、リードの元彼女であるスーザン、その弟のジョニーらと共に宇宙へ向かう。しかし計算外に早く訪れた宇宙嵐によって5人はDNAを変化させられてしまう。彼らはその事故によって、それぞれ独特の超能力を得るのだが…

最近アメコミ原作の映画も凝ってきて、ただアクションでスカッと爽快するような作品ではなく、主人公の苦悩とか周囲の理解とかそういった要素を組み込むことが多くなったように思います。

しかしファンタスティック・フォーはそういった要素もありつつもそこは軽く流し、どちらかというとわいわいマスコミで騒がれたり、能力を使ったコメディを見せるような明るい雰囲気の映画です。
明るい空気のけん引役はおもにヒロイン弟のジョニー。発火能力を得ても「何でこんなことになってしまったんだ!」と悩むことも無く、「俺ってスゴくね?サイコー!」と吠える彼を見てると自然と気持ちが明るくなるというものです。逆に主人公であるはずのリードはいまいち影が薄いですね。

割を食ったのが石の体になったベン。外見がゴツイというだけでみんなに恐れられます。しかし目の見えない彼女が出来て万事OK。
スーザン役のジェシカ・アルバは透明になれるけど服は透明にならないからと脱ぎます!そうです、脱ぎます!見えないけど!だいたいそこらへんが一番盛り上がります。自分としては。
Dr.ドゥームはゲームでしか見たことが無かったのですが、今回映画で観れて良かったです。役者の人がシュワルツネッガーにちょっと似ていました。

ちょっと軽い趣の映画でしたが、こういう気楽なアメコミ映画もたまにはいいかも、と思いました。
次回作では弟がもっとはじける事を期待します。


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ゲームなみに強いというわけにはいかないようで。

theme : 映画★★★★★レビュー
genre : 映画

ドラキュリア3

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DVD版
監督:パトリック・ルシエ
出演:ジェイソン・スコット・リー、ロイ・シャイダー
評価:★★☆☆☆

吸血鬼の映画は沢山ありますね。その中でも「ブレイド」なんかは一番好きですが、他にも「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」は吸血鬼の悲哀を描いていて面白かったです。ダメだったのが「アンダーワールド」かな…。
近年ではウルトラヴァイオレットみたいな形で、近未来アクションでありながら吸血鬼が活躍するという設定もあったり。もはや吸血鬼であれば何でもいいのか?そんな吸血鬼フェチが横行する現代を生きるちゃどです。こんにちは。

「ドラキュリア」は何年か前に借りてみたのですが、現代によみがえった吸血鬼ドラキュリアがヘルシング教授の娘を追うという異色の作品で、ヘルシング教授も吸血鬼の血を自分に打ち続ける異常な執念の持ち主だったりと、もう何から何までB級的雰囲気の面白映画です。こういうの大好き。
「ドラキュリア2」は前作から話の一部を借りて、ドラキュラの死体を学生集団が輸血して人体実験を行おうとするという破天荒なストーリー。そのうえ怪しい武器を使う東洋人の吸血鬼ハンター神父が現れて…と、もうワケがわからないですが、こういうのも大好き。

「ドラキュリア3」は2のそのままの続編で、2の神父がドラキュリアと決着をつけるためにルーマニアへ行って戦うお話。
ぶっちゃけてしまうと、これが面白くない。

まずドラキュラの元にたどり着くまでが長い。そこまでに大きなドラマがないので見てるこちらはかなり退屈してしまう。一応今回はラブストーリーのようなものが混ぜ込んであって、最終的にはちょっと感情的な盛り上がりがあってそこらへんが見所。現地の人がルーマニア語喋ってたけど、本当にルーマニアへ行ったのかが激しく気になった。

神父を演じるジェイソン・スコット・リーはどこかで見たと思ったら「ドラゴン ブルース・リー伝説」のブルース役の人だったとは!あれは面白い映画だった。嫁さん役の人も綺麗だった。それしか憶えてないけど。あと何気にドラキュリアがルドガー・ハウアー…らしい。ブレードランナーに比べると相当老けた気がするのは仕方ないか。

3は別に見ても見なくてもどちらでもいいですが
1はかなり、2はそこそこ面白いのでオススメです。


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やっぱ新兵器がない事も失敗の原因か

theme : ビミョーな映画
genre : 映画

ニュースの天才

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DVD版
監督:ビリー・レイ
出演:ヘイデン・クリステンセン、ピーター・サースガード
評価:★★★★☆

新スターウォーズ3部作でダースベイダーことアナキン・スカイウォーカー役を演じたヘイデン・クリステンセン。そのヘイデンが主演する社会派実話映画がこの「ニュースの天才」だ。
この映画の主役であるスティーブン・グラスは実在する人物で、この映画の原案となった本も出版しているそうだ。

社会問題を取り扱う堅い雑誌リパブリック誌に勤めるスティーブン・グラス(ヘイデン・クリステンセン)は、常に会議で面白いニュースを取り上げ、人望と注目を集めていた。しかしあるとき、ハッカーに関する面白い記事を掲載したところ、他誌の記者が彼の記事に対して疑問を抱く。果たして彼が調査したところ、スティーブンの記事には全く裏づけがない事がわかってしまう。新編集長であるチャック(ピーター・サースガード)はスティーブンに真実を問い詰めるが…

うーん、何とも不快な映画だった。
スターウォーズでもこんな役柄だったが、ヘイデンはやっぱりこういう「弱い若者」というイメージの役者なのだろうか。ヘイデン演じるスティーブン・グラスはとにかく自分が悪いとは認めない。どれだけ真実が明るみにされ、追い詰められても絶対に自分が悪者になるの嫌なのだ。それどころか涙を流して僕は責めるのかと逆切れする。その痛々しさときたら観てるこちらが映画の中に入って怒鳴りつけてやりたいくらいである。

しかし、彼の気持ちも分からんでもない。自分に自信のない人間は常に他者の賞賛を欲しがる。そのうえ業界でもてはやされるのは常に面白いニュース、話題性と娯楽性に富んだ記事。彼のように記事を捏造しようとする人間が現れてもおかしくはない。

もう一つスティーブンを見て感じるのは、彼は「今時の若者」を象徴しているように見えることである。彼はとても気のつく若者で周囲と協調しているように見えるが、その実、彼は他者に何一つ真実を語らない。彼は劇中ですぐに他人に謝るし、自分に対して相手がどういう感情を抱いているかをひどく気にしている。恥ずかしながら僕には彼のこういう部分がよく理解できてしまう。
家では温かい家庭を持つチャックと、一人孤独に過ごすスティーブンの対比は身につまされるようだ。

車の中でチャックに、なんとしても自分に非はないと主張する彼は、親の愛情にすがろうとする子供の姿のようにも思える。彼自身子供の精神のまま大きくなってしまった大人なのだろう。記者という道を選び両親から認められなかった彼は、編集長という立場のチャックに父親的存在を重ね合わせ、すがっていたのではないか。

彼を最初はかばおうとしたチャックが、結局最後まで真実を語らなかったスティーブンを見放した気持ちも良くわかる。スティーブンとチャックでは最初からジャーナリズムに対する意識が違うのだ。

それにしても特典映像なんかを見てみると捏造暴露の本などを書いて注目を集めている辺り、実在のスティーブン・グラスは転んでもただでは起きない性格らしい。注目される快感に味をしめてまったのかはわからないが、彼のような人間でも、いや彼のような人間こそメディアのネタとして現代社会に必要とされるのかもしれない。

最初はヘラヘラしているヘイデン・クリステンセンを見て正直不安だったが、話が進むにつれ追い詰められていく若者の姿はとてもよかった。
これから沢山の映画の経験を重ねて成長していって欲しい。


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次の記事は「驚愕の真実!ジェダイは悪の枢軸」で行こっと。

theme : スターウォーズ
genre : 映画

SPIRIT -スピリット-

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愛知県勤労会館 3月16日試写会
監督:ロニー・ユー
出演:ジェット・リー、中村獅童
評価:★★★★☆

映画界の武術俳優の代表と言っても過言ではない、ジェット・リー。
僕がジェット・リーの映画を始めて見たのは「ザ・ワン」です。あのときは128人のジェット・リーが戦うと聞いて、どんなすごいCG技術なのかとワクワクしながら見てみたら、冒頭から126人死亡してますってなんじゃい!と憤慨したものです。
でも2人のジェット・リーが戦う姿もなかなか熱く、面白かったです。
その後、ワンス・アポンア・タイム・イン・チャイナなどを見てみたりしましたが、こちらはカンフーは凄いと思ったものの、話自体はフームという程度でした。

今回の映画は、清朝実在の人物霍元甲の、その生涯を元に作られています。無敵を誇った霍元甲。その栄光と挫折、そして前代未聞の世界各国の強者による「異種格闘技戦」。

なんとこの映画では日本からも中村獅童、原田眞人が出演しています。
そしてWWF、WWAのネイサン・ジョーンズも出演!
いずれもチョイ役ではなく映画内では大きな位置を占めています。

清朝末期に拳法家の家に生まれた霍元甲は、生まれつき病弱で体が弱かったが、誰よりも強くありたいと思う少年だった。成長した彼はその強さで天津一を目指すべく、他の拳法家をことごとく倒してしまう。だが強さのみを求め、他を省みなかった霍元甲は、死闘の末にライバルを下し頂点を極めるが、その代わりに愛する多くのものを失ってしまう。絶望に伏した霍元甲だったが、そんな彼を救ったのが、盲目の女性月慈と温かい村人たちだった。彼らの素朴な生き方と交わった霍元甲は再び生きる力を取り戻していく。

「強さとは一体何なのか?」
その疑問は多くの小説、映画、漫画で何度も問いかけられている。
この映画ではそれに対し、至極簡潔にその答えが打ち出され、そのテーマは最後まで一貫している。強さとは己に打ち克つこと。憎しみは憎しみを生むだけ。相手を敬い、ただ己を磨け。まるで道徳の教科書みたいだけど、僕はこういう「当たり前」のお話がしっかり描かれている映画が大好きだ。
「強さとは己のワガママを通すこと」という板垣恵介(グラップラー刃牙という漫画の作者)とは真逆だけど。

ジェット・リーの流れるような格闘演技は本作でももちろん健在。
拳法のみならず、この映画の売りである「異種格闘技戦」では中国剣とフェンシング、三節昆VS日本刀など格闘ゲームばりの武術の競演が繰り広げられる!といって拳法のほうがおろそかになっているわけではなく、虎爪やアバラつかみといった、楽しめる人には楽しめる武技も盛りだくさん。ネイサン・ジョーンズも大活躍。ネイサンVSジェット・リーが見れるのは「SPIRIT」だけ!
余談だがネイサン・ジョーンズって「鉄拳」のマードックに似てるなぁ。

後半は霍元甲が己の強さを乱れた国民の意識をまとめるために、当時清を圧迫し始めていた諸外国の猛者を相手に戦っていくのだが、この悪役である外国の描かれ方が実に丁寧。最近何かと中国と問題になっている日本でさえ、中村獅童が霍元甲の理解者として描かれるなどの配慮の行き届きぶり。正直ブルース・リーの「ドラゴン怒りの鉄拳」ばりに変な日本人だったらどうしようと思っていた(まぁそれはそれで面白いけれど)。
中村、原口両名ともにそれぞれの役柄を上手に演じているのは流石だ。

生きる力を取り戻した霍元甲が国家の大儀に目覚めるのがちょっと唐突な感じだったが、全体として上手くまとめられていたと思う。アクション好きでも、またそうでない人でも十分楽しめる良作!
隣に座っていたおばちゃんはちょっと涙ぐんでいた。

関係ないけれどこの映画、なんか日本の芸能人に良く似た顔がちょこちょこ出てくる。霍元甲のライバルの秦師匠は死ぬときが安田大サーカスのクロちゃんに似ているし、霍元甲の家の執事のじいさんはアニマル浜口に似ていた。うん。


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乳首は…乳首だけはやめてッッッ

theme : 映画★★★★★レビュー
genre : 映画

ボーン・スプレマシー

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DVD版
監督:ポール・グリーングラス
出演:マット・ディモン、フランカ・ポテンテ
評価:★★★★☆

実はこの作品、劇場ですでに一度見たのですが、HMVで680円で安売りしていたので即購入。ジェイソン・ボーン・シリーズは大好きです。

前作「ボーン・アイデンティティー」で、長い道のりの末安息の地を手に入れた元CIAの工作員ジェイソン・ボーン。だが2年という月日が経過しても、洗脳の影響と失われた過去の記憶は、悪夢となって彼を責め続けていた。一方、CIAではパメラ・ランディの指揮のもとで公金横領の調査が進めらていた。しかし囮捜査の現場が何物かの襲撃され調査員は死亡、資料も強奪されてしまった。現場に残された指紋からは、ジェイソン・ボーンという元CIAの人間が浮上する…

ロバート・ラドラムの大ヒット作「暗殺者」を原作とする「ボーン・アイデンティティー」は記憶をなくした男、ジェイソン・ボーンが自らを何者であるかを探る話だったが、本作ではボーンが自らの過去と向き合うというコンセプトになっている。
アクション映画であるが、派手な娯楽を目指したアクションではなく、あくまでリアル路線を意識した作りになっており、ジェイソン・ボーン自身も、普通ではありえないアクションをやってのける超人ではなく、知略を活かす訓練された元工作員として描かれている。その動きは非常に洗練されていて、ただアクションを楽しむだけでなくどのような機転を利かせて窮地を切り抜けるのか、という点にも注目してしまう。

そんな知的で強靭なボーンも、自らの過去から逃れることはできない。ボーンは誰にも背負うことの出来ない重い十字架を背負っているのだ。この映画はボーンが自らの過去を理解し、その行いを償う贖罪の旅とも受け取れる。

余談だけど、本作とか「シリアナ」とか「リクルート」とか見ると、CIAに対する現実が垣間見えるようで面白い。厳しい訓練を受けて世界中を飛び回って、陰謀や工作に加担しても最終的にはそこそこのお金をもらって引退するというのが現実。だったら情報を利用したり、公的資金を横領して、もっといい暮らしがしたい。自分達は命を懸けているのだから、それくらいしたっていいはずだ…。そう考えるのも無理は無いかもしれない。

前作の面白さは全く損なわれていないが、しかし一つ注文をつけると、アクションシーンの目まぐるしすぎるカットはいただけない。撮影監督の言うとおり、人の手による撮影は臨場感があってよいと思うが、このぶつ切りカットは何が起こっているのかわからない時もある。

カーチェイスはやっぱり面白かった。基本的にカーチェイスというのは時間稼ぎのようで全然面白いと思わないのだが、このシリーズのカーチェイスは思わず見入ってしまう。

本作の結末でついに自らのルーツの手がかりをつかむボーンだが、次回作「ボーン・アルティメイタム」では一体どんな展開になるのか?ボーン・シリーズはこの先も目が離せない!


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過去は決して悪いものばかりではない…と信じたい

theme : DVDで観た映画
genre : 映画

映画バトン

映画バトンです。これはやってみたかったバトンですね~。
李美さん、ありがとうございます。

1.持ってるDVD、あるいはビデオの数

手持ちはそんな多くはないです。
DVDが10本ぐらいかな?
あ、でもロード・オブ・ザ・リングのボックスセットや
スターウォーズ旧3部作のボックスがあるから
20本ぐらいにはなるのかな。

2.あなたのお気に入りの監督、俳優、脚本家などの映画人(5人まで)

5人は絶対足らない。勝手に10人にします(オイ)

ブラッド・ピッド
クリスチャン・ベール
ウェズリー・スナイプス
エドワード・ノートン
マット・ディモン
ポール・ベタニー
ミラ・ジョボビッチ

ピーター・ジャクソン
デビット・フィンチャー
クエンティン・タランティーノ

好きな俳優はもっといるんですがね~。
監督はパッと思いつかないですね。
ガイ・リッチーとかも好きなんですが。
脚本家としてはデビット・ゴイヤーはいいと思う。
15人にしようかな(笑)

3.一番最近見た映画(DVD含む)

・ハリーポッターとアズカバンの囚人

4.人生で初めて見た映画

たしか一番最初はスターウォーズかインディ・ジョーンズ。
そのせいで小さいころの夢は「考古学者」だった。
絶対認識が間違ってるよ!
ダース・ベイダーはとにかく怖かった。
でもやっぱりライトセーバーの真似はやりました。

5.今見たい映画

ウルトラヴァイオレット
V・フォー・ヴェンデッタ
ニューワールド
ナルニア国物語 カスピアン王子の角笛
ラストデイズ
X-MEN3
ヒストリー・オブ・バイオレンス
ナイト・ウォッチ
スパイダーマン3
インディ・ジョーンズ4(笑)
ロッキー6(笑)

あとまだ噂段階だけどもパラニュークの「チョーク!」が
映画化されるらしいので非常に興味あり。
サバイバー」も映画化されかかったが、9・11を連想させる
というのでお蔵入りになったとか。くそぅ。

6.何度も見てしまう映画、あるいは特別な思い入れがある映画(5本)
ファイトクラブ
やっぱりこれは何度も見てしまうね。
色々自分自身も重ね合わせて考えてしまうこともあるし。
とにかく衝撃的な映画だった。
原作と原作者はそれ以上に衝撃的な存在だったけども。

スターウォーズ
これは外せないね。スターウォーズ。
何度も見ても味のある映画。エピソード5のハリソンや
エピソード6のダースベイダーの最期の言葉はほんと泣ける。

ロード・オブ・ザ・リング
原作読んで、これ本当に映画化できるの!?と思った。
でも実現しちゃったね~。ピータージャクソンはやっぱりすごい。
個人的には「旅の仲間」が一番好きかな。

ブレイド
始めて見たときすごい衝撃を受けた。
黒人の格闘アクション見たのも初めてだったし
脚本がとてもしっかりしている。悪役のスティーブン・ドーフ
すごいいい味だしてる。見せ方もうまい!
ブレイド3はダメダメだったけど、何とか復活しないかなぁ。

AKIRA
何度見てもすごいわAKIRA。そして日本のアニメ。
何がなんだかわからない部分もあるけど有無を言わせない迫力がある。
「風の谷のナウシカ」とどっち挙げようか迷ったけど
やっぱりAKIRAを推しちゃうね。俺は。

7.バトンをまわしたい人

いつもお世話になってる
コブタさん 
ボレロさん

他にも受け取っていただける方いらっしゃいましたら
よろしく~。

theme : バトン
genre : 日記

ハリーポッターとアズカバンの囚人

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DVD版
監督:アルフォンソ・キュアロン
出演:ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン
評価:★★★☆☆

ども。世間では第4作「炎のゴブレット」が公開されているというのにようやく3作目を観ているちゃどです。こんにちは。

ハリー・ポッターもホグワーツ魔法学校に通い始めて3年目。相変わらず彼に意地悪なおじさんの家を飛び出したハリー・ポッターに恐ろしい事実が告げられる。彼の父と母の死に関ったという囚人シリウス・ブラックがアズカバンを脱獄したというのだ。友人たちと共に懐かしいホグワーツに戻ってきたハリーだが、ホグワーツにはシリウス・ブラックを捕らえるべくやってきた吸魂鬼がうろつき、教師達も戦々恐々としていた。そしてハリーの身辺にもシリウス・ブラックの影が…

冒頭で実世界で魔法を使うハリーを見て、魔法使いとして相当成長していることを感じさせる。
この作品の肝は魔法学校の雰囲気にあると思うけれど、その点は前作同様変わらない。広大で神秘的な魔法学校の様子や、久しぶりに寄宿舎に集まったクラスメート同士が魔法を掛け合って遊ぶシーンはノスタルジーと憧れが混じった気持ちになる。子供のころにこれ見たら絶対ハリー・ポッターの熱烈なファンになっていたんだろうなぁ。

今回はシリウス・ブラックという男を通して、ハリーの父母を巡る人間関係が色々と明らかになる。また伝説上の生き物であるヒポグリフや人狼や狼男なども出てきて、ファンタジー好きにはたまらない演出だ。そして今回はなんと数々のSFでも出てくる「あの」仕掛けが使われている。これは今までのシリーズにはない設定的に大掛かりな仕掛けで、珍しく映画的な演出だったと思う。ちょっと間延びしてたけど。
前回はバジリスクの石化で活躍できなかったハーマイオニーもバッチリ活躍しているが、ハリー、ロンとの恋愛模様もこの先気になるところ(原作ではどうなってるかわからにけど)。

「ハリー・ポッター」を見ているとやはり原作をそのまま映画に焼きなおそうとしているためか、若干映画の演出としては足りないものが多いと感じる。一方、そこまで見せる意味があるのか?という場面が長々と続いていたりする。
いっそのこと原作はベースしておいて、中身のほうは映画的にガラッと焼きなおしてしまえばもっと締まりのある作品になるんじゃないか、と思うわけだけど…しかし、それは原作を愛するファンを締め出してしまうことにもなり、難しいところだろう。この問題はナルニア国物語でも同じことが言えるんだよなぁ…残念ながら。LotRもアレンジは上手だとは思ったが、映画としては冗長だと感じた。しかしその冗長と感じる部分こそ原作ファンが映像化を楽しみにしていた部分だったりもする。
「ハリーポッター」にしろ「ナルニア」にしろ、原作ありきの作品は通常の映画とはまた違った観点から評価すべきなのかも知れない。

しかし主役級3人を含め、子供たちの成長は目覚しい。5作目までは撮るという話だが、そのときは1作目と比較してみると面白いかもしれない。

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ポッターめ!俺の折り紙の上手さに驚くがいい

theme : ハリー・ポッターシリーズ
genre : 映画

経験バトン

コブタさんからのいただきバトン、第2弾です。
長いので下に書きますね。

■入院    : × ⇒これがしないんだまた。   
■骨折    : × ⇒毎日牛乳飲んでるし。 
■献血    : ○ ⇒オレンジジュース目当てに大学構内で一度。 
■失神    : ○ ⇒これは14歳の立志式予行演習のときやった。
          すーっと意識が遠のいて卒倒。気がついたら
          助け起こされてた。前に人がいてよかった!
          激突した前の人!すまんかった! 
■補導    : × ⇒青少年の鑑
■女を殴る  : × ⇒今までもないし、これからもない。
■男を殴る  : ○ ⇒まぁ10代ですから。殴ると言うか殴り合った。
■就職    : ○ ⇒2年半勤めた会社を退社しました。
           でもいい勉強になったし、後悔はしてません。
            4月から新しい会社でがんばります!
■アルバイト : ○ ⇒ 本屋とか中古CD屋とか
■海外旅行  : × ⇒ これはぜひ今年行きたいですね。
            目標はニュージーランド。
■ピアノ   : ○ ⇒ といっても5歳から7歳くらい。
            でもおかげで音感が身についた…気がする。
■テレビ出演 : × ⇒ いつかしたいね~。
■ラグビー  : × ⇒ すっごぉい!まるで重機関車だぁ!
■合コン   : ○ ⇒ 前の会社で誘われて一度。
■北海道   : × ⇒ いずれ本当の牛乳を求めて北へ。
■沖縄    : ○ ⇒ 大学時代に。ホテルのクオリティ高い!
            もういっぺん行きたい。 
■エスカレーターを逆走 : ○ ⇒ え、これは誰でもするのでは?
■金髪    : ○ ⇒ あの時はなかなか色が抜けなくて大変だった
■ピアス   : × ⇒ 耳まで気が回らなかった(笑)
■ラブレターをもらう : × ⇒手紙はもらうんだけどね~。 
■幽体離脱  : × ⇒ 幽霊なんてプラズマですよ。 
■先生に殴られる : ○ ⇒それはもう何度も。 
■徒競走で一位 : ○ ⇒ 学級リレーより徒競走。 
■コスプレ  : △ ⇒ アラブ人の格好とかしたけどねぇ。
■同棲    : × ⇒ ないない
■ストリート誌に載る : × ⇒ ストリートファイターなら。
■ナンパ   : × ⇒ ナンパじゃなくて本気!俺はいつでも本気!
■逆ナンパ  : × ⇒ そんなに世の中甘くはないよ
■交通事故  : × ⇒ おかげさまで無病息災です。
■パーマ   : ○ ⇒ 元々少しだけ髪にかかってる。 
■飲んで記憶喪失 : ○ ⇒初めての飲み会はちょっと飲みすぎた。
             あれ以来はないです。
■家出    : × ⇒ 出たその後が問題。
■万引き   : × ⇒ 万引きっていう言い方が良くないと思う。
            窃盗だよ窃盗。盗み。犯罪。
■自分で散髪 : × ⇒ やっぱりプロに任せるべき。
■プロポーズ : △ ⇒ 知ってる人にメールで突然されたことが。
■食あたり  : △ ⇒ 記憶にはないが多分一度はあるのでは。
■宝くじ   : × ⇒ クジなんか幻です。
            偉い人にはそれがわからんのです。 
■電車で寝過ごしたこと : ○ ⇒2回ぐらいやっちった
■乗馬    : × ⇒ 馬、乗ってみたいなぁ。
■徹夜    : ○ ⇒ 学生時代はよくやった。朝の牛丼はうまい。
■タバコ : × ⇒ 親父が吸いすぎるために吸わないと誓った。
■おみくじで大凶 : ○ ⇒ 去年ひいた気がする。
■スノボー  : ○ ⇒ 友達に誘われてファンスキーを練習中!
■ペット   : × ⇒ いつか飼いたいとは思うけどね。犬か猫。
■転校    : ○ ⇒ 小学校のときに東京→愛知へ。
■告白する  : ○ ⇒ そりゃね。男ですから。
■告白される : ○ ⇒ こんな俺に…ありがとう
■座禅    : ○ ⇒ やれと言われればできる。
■一目惚れ  : ○ ⇒ あまりするタイプではないんだけど
            するときは、する。
■姉妹(兄弟)の友達との恋愛 : × ⇒あんまり見かけたことないん                   だよね。姉貴の友達。
■資格 : ○ ⇒ 普通自動車免許。
■モデル   : × ⇒ 何のモデルじゃ。
■お年玉付き年賀状で1等 : × 
■アイススケート : ○ 
■スロット  : × ⇒ ギャンブルは麻雀しかしない。大金は×
■オークション: △ ⇒ 友達の代理で売ったり買ったり。
■海釣り  : × ⇒2chの釣りなら何度か引っかかったことが。
■二股   : × ⇒うーん、厳密にはない、と思う。
■ケーキホール食い: × ⇒チーズケーキ半ラウンドがギリギリ。

僕が付け加えるお題は■「自作小説」ですね。
なんか物書いてしまったりした経験はあるんじゃないかと思います。
ちなみに僕はあります。

ではバトンを受け取っていただく方は…

araco*diaryのaraco*さん

Prime time CINEMAのmeiさん

よろしく!

theme : バトン
genre : 日記

トリプルX ネクストレベル

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DVD版
監督:リー・タマホリ
出演:アイス・キューブ、サミュエル・L・ジャクソン
評価:★★★☆☆

前作、「トリプルX」ではヴィン・ディーゼルがスノボで雪山をぶっ飛ぶ派手なアクションを繰り広げたが、本作ではヴィン・ディーゼルの代わりにラッパー兼俳優のアイス・キューブが新たなるエージェント「X」として活躍する。サミュエル・L・ジャクソンも前作に引き続いて出演する上、悪役にはあのウィレム・デフォーが!
監督はロブ・コーエンから「007/ダイ・アナザー・デイ」のリー・タマホリに変更されている。

秘密の支部にいた国家安全保障局のギボンズ(サミュエル)は、何者かの手による集団に襲撃される。からくも脱出したギボンズは対策を立てるため、かつての部下であるストーン(アイス・キューブ)を刑務所から脱獄させる。彼を新たなトリプルⅩとして、この件にあたらせようと考えたためだ。事件に取り掛かったストーンだが、この襲撃事件が大統領暗殺というクーデター計画に関係しているという事実が浮上してくる。その裏にはかつての上司である国防長官のデッカートの影が…

前作の主役であるヴィン・ディーゼルが降板してしまったのは非常に残念。タフでマッチョなヴィン兄貴は非常に漫画的なキャラクターで、存在するだけでインパクトがあるからだ。一説にはギャラの関係で降りたというが…。
しかし本作の主人公であるアイス・キューブもまたヴィン・ディーゼルとは違った魅力がある。一見ズングリムックリした体型だが、アクションになるとこれがよく動く。普段の少し抜けた感じとアクションのキレのギャップが面白い。女性よりも食欲を優先するところなど前作の主人公にはないコミカルな味も感じられる。

前作のように派手に世界各地を回ったりすることはないが、逆に黒人たち独特の雰囲気が漂うダウンタウンや車の改造工場を舞台に、ラップのBGMをノリノリで流す世界観もまた面白い。前作よりもスケールは抑え気味だが、ストーリーは最後まで焦点がぼやけることなく、しっかりまとまっていると思う。アクション映画としては良質の作品だと思う。

物語の最後の顛末で「次のトリプルXはまた別の、そしてもっと凄いやつを選ぶぞ」といったことが語られているのは、ヴィン・ディーゼルが降板したことによる話の構成のためのフォローだと思うのだが、実際コンセプトは同じだが主人公が変わるアクション映画というのも、個人的に面白いと思う。
…と思ったら監督逮捕!しかも女装で売春て!
このシリーズのネクストレベルはあるのだろうか…

・トリビア
実は劇中のストーンの脱獄の方法は実際に行われた脱獄法でもあるのだ!
…しかも時間的には映画の公開後だ。もしや映画に影響を受けて…?


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前作ではおとなしかったサミュエルも大ハッスル

theme : 映画のレビュー・評論
genre : 映画

宇宙戦争

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DVD版
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:トム・クルーズ、ダコタ・ファニング
評価:★★★☆☆

宇宙人を題材にした小説や漫画は大好きです。
例えば「レベルE」。冨樫義博はちゃんと漫画を描け!ジャンプ読んでないけど。
えー、少し話が脱線しました。
やっぱり宇宙人が緑豊かな地球を狙ってくるのはセオリーなんでしょうか。
星新一のショート・ショートでは宇宙人も結構友好的だったりするんですけどね。
宇宙人A「ちょっと地球寄ってく?」
宇宙人B「いいねー!」
ラララそんな日がラララ来るかもララララ

米国。湾岸労働者のレイ(トム・クルーズ)は、離婚した妻がボストンに出かけるため、妻の下に引き取られた息子ロビー(ジャスティン・チャットウィン)と娘のレイチェル(ダコタ・ファニング)を一時的に預かることになった。レイに反発するロビー、距離を置くレイチェル、と3人はぎこちない関係を見せるが、突然何の前触れも無く上空に暗雲がたちこめ、激しい落雷が町を襲う。さらに雷が穿った大地の穴から巨大な機械が現れ、人々を襲い始めたのだ。レイは混乱する群衆の中で2人の子供を連れ、逃亡を試みるが…。

今さらですが、噂の大パニックムービーをやっと見ることができました。地面をメキメキと割りながら、バカでかいタコのような機械が出てくる様は迫力満点。タコが放つ恐怖の人体破壊光線から大勢の人が必死で逃げる様子は「効率悪い兵器ッスね」などと観客に突っ込ませる余裕を与えない。軍隊の砲撃も通用しない空飛ぶタコには、あのトム・クルーズが逃げることしか出来ないのも納得。

そして大怪獣映画で忘れてはいけないのが、パニックする群衆。やっとこさ逃げ出したトム・クルーズだが、大群衆にはばまれ、車を奪われてしまう。普段は普通に生活している人たちが想定外の危機に陥り、頼ってきた文明の力を失ってしまったためにこのような暴徒になってしまうのは恐しいことだ。沖を離れようとする船に人々が群がる様はある種の人間の業のようなものすら感じさせる。

しかし前半はかなり勢いがあって面白いのだが、後半になるとそのパニック感はするすると尻すぼみになり、ぐっとスケールが落ち込んでしまう。これは非常に勿体無い、というか何でこんなことになっちゃったんだろうか。最後の結末にはなんじゃこれ、という感じ。どうせ「ワケのわからない圧倒的な力によって襲われる恐怖」を描くなら、もっとハチャメチャにやってほしかったところ。前半がワクワクさせる展開だっただけにちょっと残念。

また、監督は平凡な家族からの視点で大パニックを描きたかったと思うのだけれども、トム・クルーズ演じるレイの精神的な幼さ、なぜか突然戦いたいと言い出す息子、本作でもよく叫ぶダコタ嬢を観ていると、どうにも感情移入しづらかった。この大パニック・ムービーに中途半端な家族ドラマを入れる必要はあったのだろうか。レイがパンを窓に投げつけるシーンはちょっといただけない。

恐ろしい群衆といい、人の子を連れ去ろうとする錯乱妻といい、閉じこもっているうちに頭がおかしくなるおっさんといい、「優しい人」が少ない映画だった。


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宇宙人よりも恐ろしい叫び声を発するマンドラダコタ

theme : 映画★★★★★レビュー
genre : 映画

漢字バトン

コブタさんから漢字バトンをいただきました。
遅くなりましたが答えさせていただこうと思いまっす。

(1)前の人が答えた漢字に対して自分が持つイメージは?

「想」
想像、空想、妄想…と色々なことが思いつく漢字ですね。
ただ、何をするにしろこの「想」という字からまず始まるのではないかと想います。自分の人生において、いわゆる基本、原初というイメージです。

「歓」
心の底から湧き上がる喜びのような印象を持つ漢字ですね。見てるだけで楽しいイメージが湧いてくるとは、漢字とは不思議ですね。

「景」
やっぱり風景や情景を想像しますね。落ち着いた、客観的で、しかし優しいイメージがあります。


(2)次の人に回す言葉を3つ

  「柔」 「生」 「放」 


(3)大切にしたい言葉を3つ

「愛」…簡単によく使われる言葉ですが、自分はよく悩みます。とても大切な言葉ですが、本当に相手を思いやるということはどういうことなのか?難しいことですね。

「信頼」…信頼と言うものは積み重ねるのは膨大な時間がかかりますが壊すのは一瞬で済みます。それだけに信頼はおろそかにしてはならないと思います。

「信念」…ゆるがない自分だけの目標を持つことは僕の理想です。

  
(4)漢字のことをどう思う?

一つの言葉にたくさんの意味が込められている。
言葉の芸術ですね。


(5)最後にあなたの好きな四字熟語を3つ教えてください
  
「一撃必殺」一発で相手を倒す!かっこ良すぎ!

「曖昧模糊」ぼんやり。もこもこ。言葉の雰囲気に癒されます。

「虎視眈々」常に狙ってます。待ちです。サマーソルトキックです。

(6)次に回す4人へ、

4人もちょっと思いつきませんが

バトンが大好きな李美さん「活&波」

料理上手なribonnekoさん「快&朗」

よろしくー。

theme : バトン
genre : 日記

真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章

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愛知県中小企業センター 3月7日試写会
監督:今村隆寛
声の出演:阿部寛、柴崎コウ、宇梶剛士
評価:★★☆☆☆

原作:武論尊、画:原哲夫の北斗の拳は非常に大好きだった漫画である。
実際、物心ついたときに初めて興味を示した漫画は「少年ジャンプ」の「北斗の拳」である。当時4歳だか5歳だったかの僕はギャグ系の漫画が読めなかった。それは登場人物が突然2頭身になったり、お笑い的な「オチ」で話が終わってしまう事が理解できなかったからである。
その点、北斗の拳は敵を倒すまで話が終わらないし、ケンシロウは2頭身にもならないし、理解できないギャグを連発することもない。子供に優しい漫画だったのだ。汚物だって消毒してくれる。

当時絵柄が似ている、という理由で「ジョジョの奇妙な冒険」をうっかり読んでしまい、その後、生まれて初めて買う漫画が「ジョジョの奇妙な冒険」になってしまったのはまた別のお話。

北斗の拳はアニメもなかなか秀逸な出来で、地元愛知では再放送もよくされた。「YouはShock!」で始まる主題歌には別の意味でショックを受けたものの、小学校では良く口ずさんだものだ。そんな思い入れのある「北斗の拳」の映画であれば、これは観ないわけにはいかない。

今回は声の出演に、ケンシロウ役を俳優の阿部寛、ラオウ役に宇梶剛士、映画版オリジナルのキャラクターで、ラオウの信頼の厚い部下レイナ役に柴咲コウが起用されている。

上映前に、愛知のテレビ局「名古屋テレビ」こと「メーテレ」の鷲野圭子アナウンサーが試写会挨拶を行ったが、アナウンサーのお仕事ってこういうこともあるんだなぁ、と感心。
客席も4分の3ほど埋まっており、老男若女を問わずたくさんの観客が入っているところが「北斗の拳」の人気をうかがわせる。

20世紀末、世界は核の炎に包まれた。わずかに生き残った人類は暴力が支配する世界で生きることになった。そんな荒廃した世界に、世紀末の救世主と呼ばれる男が存在した。無敵の暗殺拳「北斗神拳」の伝承者ケンシロウ。彼には慈愛あふれる次兄トキと、世紀末の覇者とならんと覇道を突き進む長兄ラオウという2人の兄がいた。この映画は北斗3兄弟の中でも長兄ラオウにスポットを当てた物語である。

本編は原作と照らし合わせると、シュウ・サウザー編が骨組みとなっている。さらにバットの養母などの話を付け加え、オリジナル設定のレイナとラオウを絡めて、話全体を新たに作り直した構成だ。

しかしながら90分という枠組みの中でこれだけの話を詰め込むのは正直無理があったようだ。原作の話はかなりそぎ落とされ、さらに映画全体は非常に駆け足な作りになっている。一つの場面にかける時間は非常に少ない。その上、キャラクター同士の会話はお互い間髪いれずに喋りあうくらい余裕がない。とにかく時間を意識しているのか早口で喋る。
このため、原作やTVアニメにあった名シーンはとても味気ないものになってしまった。サウザー編は「北斗の拳」の中でも屈指の盛り上がりを見せるエピソードだと思うのだが、この映画ではその盛り上がりにいたる為の様々なシーンをカットしてしまっている。

代わりに挿入されている新キャラクターレイナのエピソードも、修羅の国の話をからめた原作の後編を意識した作りになってこそはいるが、原作の持ち味を壊してまで入れるべきエピソードとはとても思えなかった。ラオウの覇業にスポットを当てているのだろうが、レイナがラオウの覇業に関して理屈だった正論を述べてしまったことによって、逆に原作のケンシロウ対ラオウの構図がぼやけてしまっている。それどころかラオウの行動に余計な注釈まで加えてしまい、原作のイメージをぶち壊してしまっているところなど、従来のファンには噴飯ものではないだろうか。

そもそもこの映画は一体どんな人をターゲットとして作られたのか?原作やTVアニメのファンのために作ったのならば、従来の感動的な部分を無視してこんな駆け足の作品にするとは思えないし、新規のファンを獲得するためならば、ケンシロウやラオウが卑劣な雑魚たちを迫力のある北斗神拳で駆逐するほうが「北斗の拳」の醍醐味を理解できるだろう。

声優については個人的にだが、阿部寛のケンシロウは悪くなかった。低い声が良く通っているし、ケンシロウお得意の「あたたたた」も上手く表現されている。ただし最後の「あたたた・・・ぁ~たぁ~ぁ」という妙な声には首をかしげる。
むしろ問題は宇梶剛士のラオウ。普段の声がかなり軽い声だし、元々声量がないので叫ぶときはかなり無理しているのがわかる。おかげでTVアニメに比べるとかなり貧弱なラオウになってしまった。
声優に関してはメインキャラクターだけでなく、バット、シュウ、サウザーなど、かなり本来のイメージと差異があった。
まぁこの映画の脚本の問題に比べれば小さな問題だと思うが。

他にも遠いカットになると画がひどく崩れていたりと、色々と問題が目に付いてしまった本作。現在北斗の拳はスロットや格闘ゲームなどにも取り上げられていて注目されている存在だと思うが、そんな時こそしっかりした作品を作ってほしいなぁ、と思う。有名俳優を声優に起用したって、それで客が来るのは一時的なもの。作品は永遠に残って絶えず評価されるわけだから。

良かった点を挙げると、やはり昔のTVアニメに比べて背景などは格段に綺麗なこと。またケンシロウがポーズを決めるシーンなどはやはり画に力が入っている。さらに各シーンで挿入されるBGMもかなり豪華で迫力がある。
ケンシロウ復活のシーンなどは懐かしのクリスタルキングの「愛を取り戻せ」が挿入される。「YouはShock!」が久しぶりに聞くことが出来るのはTVファンにとっては熱い!めっちゃ短いけど。

今回は非常に辛口だと自分でも思うが、市の公民館で何度も北斗の拳を読み返した自分にとっては、あまりに悲しい出来の本作であった。
ただ北斗の拳を読んだことも見たことがない人には、「へぇ、北斗の拳ってこんな漫画なんだ」と、原作の北斗の拳に対して興味を抱く取っ掛かりくらいにはなるかもしれない。見ようによっては、この話の詰め込み具合にはお得感があるかも…。

(追記)今回は昔から思い入れのある作品と言うことで公開直後はやや冷静な判断ができなかったが、懐かしい「北斗の拳」が映画になったということで、見方を変えればそれほど悪くないのでは…と思いはじめた。だがやはり北斗の拳好きとしては、納得のいく作品ではない。

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こうなったら日本でも実写版作っちゃおうぜ

theme : アニメ
genre : 映画

英語完全征服

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DVD版
監督:キム・ソンス
出演:イ・ナヨン、チャン・ヒョク
評価:★★★☆☆

思い込みの激しい性格の公務員のヨンジュ(イ・ナヨン)は英語が全く出来ない。役所に訪れた外国人の対応もできなくてアタフタするのみ。そんな彼女が不幸にも役所内のくじ引きを引き当ててしまい、英会話学校に通うことになる。いやいや英会話学校に来たヨンジュだが、そこで同じ英会話学校の生徒であるムンス(チャン・ヒョク)に一目ぼれしてしまう。だがムンスは根っからの調子の良いナンパ男で、ヨンジュには目もくれず英会話の教師に熱を上げるばかり。果たして2人の恋の行方は?

韓国映画は「火山高」以来久しぶりに見た作品だったが、なかなか面白かった。
英語が嫌いなヨンジュが、バスから見える窓の風景から英語が次々に飛び出してくるような錯覚を覚えたり、英会話学校のクラス分けテストが外国人との格闘ゲーム風になっていること(しかも空中コンボを決めたり、リプレイが再生されたりと芸が細かい)などが、非常にコミカルで楽しい。
またヨンジュのちょっと変わった意固地な性格がヨンジュの家族やムンス、果てはムンスの家族まで巻き込んでしまうのは、見ていてほほえましい。彼女の性格は時としてトラブルまで引き起こしてしまうが、根は正直で裏表が無いところが彼女の気持ちよさだろう。

最初は好き勝手に女性に声をかけては空回りしているムンスを、ムンスと何とか親しくなりたい思うヨンジュが追いかける形になっているが、この関係がじょじょに近づいていき、ヨンジュとムンスの関係がうまくいきかけたとき、また一波乱が起こり関係は逆転してしまう。今まで好き勝手してヨンジュに追いかけられていたムンスが、今度は追いかける立場になってしまうのはなかなか面白い。
最後にムンスがヨンジュに靴を履かせるシーンなどは心憎い演出だ。

日本でも英語に関して苦労している人はたくさんいるけれど、韓国でも同じように苦労しているんだなぁ、と思うととても興味深い。
ただタイトルと違って結局、2人がどうやって英語を上達させたのか、映画を見てもさっぱりわからないところはご愛嬌、といったところか。


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「This person is...(えーと痴漢って何て言うんだっけ)」

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しかしアレやね

うちのブログって
一応アクセス解析ついてるわけなんだけど
検索の末、うちのブログに来てくれる人もいるのね。

でもね、もっとも多い検索キーワードが

「金玉蹴り」

で、次に多いのが

「シリアナ」

というのはちょっと倫理的に問題あるんじゃないの、と思うわけですよ。
中東の石油問題くらい重大じゃないかと。
他にも

「挑発する人妻」

とかね。
検索した人、期待させるような内容じゃなくてゴメンね。

theme : ちょっと聞いておくれよ。
genre : 日記

RIZE

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センチュリーシネマ
監督:デヴィット・ラシャペル
出演:トミー・ザ・クラウン、タイト・アイズ
評価:★★★★★

黒人俳優がかっこいいなぁ~と思い始めたのは「ブレイド」を見てから。
ダンスにあこがれたのは「たけしの元気が出るテレビ」で「ダンス甲子園」を見てから。
身体能力とリズム感に優れた黒人が、彼らの才能を肉体的表現で放出する様は、非常に爽快だ。

アメリカ、L.A.サウスセントラル。黒人たちが住むこの地区は昔から暴動や犯罪が絶えない。子供はそんな劣悪な環境で育ち、ギャングとなる。大人になった彼らを待つものは死か監獄だ。トミー・ザ・クラウンはそんな環境を憂い、ピエロとなって子供達にダンスを教え始める。娯楽ではない。技術ではない。顔にペイントを塗り、自身の心を踊りで表現する「クラウン・ダンス」。ダンスは彼らの心の支えとなり、貧しい環境から己を立ち上げる力となる。この映画はそんな彼らの姿をとらえたドキュメンタリーだ。

「この映画におけるダンスは早回しではありません───」
冒頭に流れる注意書きは、この映画におけるダンスの激しさを物語っている。普通の若者が、子供が、女性が、肉体を駆使して踊る、踊る、踊る。彼らはいわゆるブレイクダンスのようにアクロバティックなダンスを目的としているわけではない。だが、彼らの肉体の動き全てを駆使して表現する激しいダンスは、観る者を熱くさせる。その興奮が周囲の者にも伝染し、ダンスとダンス、表現と表現のぶつかり合いに発展していくのだ。彼らを突き動かしているものは、環境への怒りか?悲しみか?それともアフリカの民族に受け継がれている血脈だろうか?あるいはその全てか。
父を失っても涙を流さなかった青年が、海に向かってひたすら踊るシーンは、人間の心情を表現するものが決して涙や言葉だけでないことに気づかされる。

この激しくも熱いダンスを見ていると
トミー発祥の「クラウン・ダンス」を離れ、より激しくお互いの自己主張をぶつけあう「クランプ・ダンス」が生まれたのも、流れとしては当然かもしれない。
トミーの率いる「CLOWNS」と、タイト・アイズ率いる新しいダンス集団「KRUMPERS」は「バトル・ゾーン」という大会を開催し、そこでお互いのダンスをぶつけ合うことになる。これがまた熱い!
まず冒頭で火花を散らすCLOWNSのラ・ニーニャとKRUMPERSのミス・プリッシーの女性同士のダンス・バトルでノック・アウト。両者一歩も譲らぬダンス・バトルに観客の大歓声。その後も「CLOWNS」「KRUMPERS」両者の一触即発の空気の中で次々と新しい戦いが繰り広げられる一連のダンスシーンは、一瞬たりとも目が離せない。画面からほとばしるその熱気に、まるで自分自身も熱狂する大会の観客になったような気分だ。

ただこの大会の顛末を見ると、犯罪と暴力の道を避けるために発展したクラウン・ダンスが、集団が大規模になり組織化してくるにつれ、他のグループとの争いや犯罪などから無縁ではいられなくなるのではないか…という一抹の不安も感じた。彼らの精神が集団の中にしっかりと根付いていてほしいと強く思う。

「ドラムライン」でもそうだったけど、やっぱり黒人のリズム感やセンスって凄い。素人ですらあんなに高いレベルという事実に驚愕する。ダンスを志す人もそうでない人も絶対に観て損は無い、熱くなれる映画です。


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目は口ほどにものを言う。ダンスは口以上に全てを語る!

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ロング・エンゲージメント

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DVD版
監督:ジャン=ピエール・ジュネ 
出演:オドレイ・トトゥ、ギャスパー・ウリエル
評価:★★★★☆

最近見てる映画がアクションやサスペンスなどに偏っているなぁと思い、癒しと愛のロマンスを求めて借りた本作。
しかしその期待はいい意味で裏切られた。

時は第一次世界大戦後のフランス。
幼いころ両親を亡くし、病気により足が不自由になったマチルド(オドレイ・トトゥ)は、戦地に行った恋人マネク(ギャスパー・ウリエル)の死を知らされる。彼の死を信じる事が出来ないマチルドは、マネクの死の真相を調べ始める。戦争中、マネクは精神的に疲弊し、自ら負傷して戦場から去ろうとしていたのだ。その罪に問われ、同じ罪状を背負った他の4人の兵士と共に、ドイツ軍との中間地帯に放置されたことをマチルドは知る…。

この映画におけるマチルドという人間はとても偏屈な性格だ。頑固で思い込みが強い。そんな彼女が恋人は死んでない、という思い込みの情念一つで恋人の真相を追跡していく。彼女が真相を追跡していくうえで出会う様々な人々は、暖かさに満ちていて、それぞれの過去を背負いつつもマチルドの助けとなるよう努める。それにひきかえ合間合間にはさまれる戦場シーンの回想は凄惨で、爆発や銃弾が飛び交い、死体が累々と横たわる様が、戦争が生む悲しさ、恐ろしさを実感させる。

この映画は恋愛映画として見るとイマイチかもしれないが、マチルダという人間と彼女に関係する人間の群像劇としてみると、とても面白い。
マチルドは偏屈で他人に理解されにくい人間だが、それ故に自分を愛してくれた恋人を忘れることが出来ない。その情念はある意味狂気にも通じている。だがその狂気が彼女を行動に駆り立て、普通ではありえない道を切り開いていく。劇中に出てくる流れ行く風に逆らう頑固なアホウドリは、まるでマチルドそのものだ。
長い長い道のりの末、彼女がたどりつく静かな情景は、胸を打つものがある。

ただ恋人マリクの生死の真相を追跡していく過程は、映画としてテンポが良い、を越えて少し早すぎると思う。入れ替わり立ち代り登場する人物と職業とその関係者を、一度見ただけで把握できたらたいしたものだ。僕は途中から誰が誰やら把握できないので何となく流してみていたくらいだ。一応、人間関係が把握できなくても金田一少年の謎解き部分や、「アカギ」の麻雀部分のように、適当に流して見ることは可能な部分ではある。この映画の魅力は謎解きではなく、この映画に流れる独特の雰囲気にあると思うからだ。

今漫画で例えてみたが、この映画のとても漫画っぽい箇所が随所にある。やたらに個性的で楽しい脇役とか、話の上であってもなくてもいいような変わった小道具とか、回想のはさみ方などとても漫画的だ。そういえば「ジェヴォーダンの獣」や「ヴィドック」もそういう部分がある。フランス映画にそういう傾向があるのだろうか? さらっと色気のあるシーンが出てくるのはフランス映画の特徴だろうけど。

ジョディ・フォスターに良く似た女性が出てきたので
「へぇ~、ジョディによく似たフランス人もいるもんだ」
と思ったらまさか本人だったとは…。


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「君の鼓動が…聞こえない」「そっち右胸だし」

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プロフィール

ちゃど

Author:ちゃど
ちゃど。結婚しました。
ゲームと映画が大好きです。
好きな映画は「ファイト・クラブ」
好きなアーティストは「Foo Fighters」
心のゲームは「クロノトリガー」「バーチャロン・オラトリオタングラム」

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