アイアンマン

評価:★★★★☆
解説: 自ら開発したハイテクの鎧を身にまとい、“アイアンマン”として悪と闘う男の活躍を描くアクション超大作。同名の人気アメコミを原作に『ザスーラ』のジョン・ファヴロー監督が世界平和のため正義を貫くヒーロー映画を撮り上げた。豊富な資金と科学技術でアイアンマンに変身する軍事会社社長トニー・スタークを、『ゾディアック』のロバート・ダウニー・Jrが好演。繊細(せんさい)な精神も持ち合わせる人間味あふれるヒーロー像も見もの。(シネマトゥデイ)
あらすじ: 億万長者で発明家の軍需産業会社社長トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、視察に訪れた軍のキャンプでテロリストの奇襲に遭い、胸を負傷してしまう。やがて自分の会社の兵器がテロリストに悪用されている衝撃の事実を知ったトニーは、自ら戦闘用のスーツを作り、“アイアンマン”となってテロリストに闘いを挑む。(シネマトゥデイ)
アメコミのヒーローの中では機械系のヒーローというのは異色の部類に入る…気がする。(あまり詳しくないので間違っていたらスミマセン)
他にはロボコップくらい?
自分の偏ったアメコミ知識によるとアイアンマンがアメコミのヒーローの部類の中でもかなり強いほうらしい。
確かに筋力が強いとはいえ、糸を飛ばすだけのスパイダーマン(細かい能力はあえて考えず)や、忍者的な道具を使用して悪と闘うバットマンなんかと比較すると、空をマッハで自在に飛び、銃弾を真正面からボコボコ食らっても無傷で、腕から小型ミサイルまで飛ばすアイアンマンは、物理的にほぼ無敵に近いと言ってもよいかもしれない。
とまぁそういう異常すぎる強さがあってか、本編ではアイアンマンの全力を見せることなくクライマックスを迎えてしまう。
こういう原作の設定を保護するところがアメコミらしい。
ドラゴンボールはアメコミではないので保護の対象ではなかったようだが。
しかし本編の魅力はアイアンマンそのものよりも、ロバート・ダウニー・Jr.が演じるトニー・スタークにあるように思う。
比較的真面目な人間の多いアメコミのヒーローだが、トニー・スタークのキャラクターは固い信念を持ちつつも、あくまで飄々とした天才肌のプレイボーイ。
従来のアメコミの主人公のように肩肘を張って、ヒーローの苦悩におぼれることなく、意気揚揚とアイアンマンを操る姿は爽快で楽しい。
秘書のグウィネス・パルトロウ演じるペッパー・ポッツ(変な名前だ)も、秘書としての自分と、女としてトニーに惹かれる自分の狭間で揺れているところも良かった。
強い信頼で結ばれている2人の関係がどのように転ぶかも続編の見どころだと思う。
ラストのおまけで、アメコミのコラボ企画「アヴェンジャーズ」を示唆する映像がある。
本当に実現するかは不明だが、こういう夢のお祭り企画をやろうという意気込みが
個人的に大好きだ。(夢を見ているうちが楽しかったというオチも多々あるが)
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